あかねさんシリーズ002 男が女de女が男 114 戦中よりも俗悪! 酔っ払い女はいい気になって、邦子いいぞ! と叫んでいる。 どこがいいかは、わからない。会社の宴会ののりである。 上司には逆らわない、逆らうとひどいめにあうから……。 酔っぱらっても計算高い! それでないと日本のサラリーマンはやってられない。 「バブルという異常な経済状態は、土地神話といって、土地の値段、地価は値下がりがないと思っていた人たちが、土地を異常な高値で売買していった」 「そう、バイバイ・ゲームでしたね」 と、手をふりながら邦子はいうが、受けない。 しかし、間をおいて、笑い声! 「土地の値段は泡、バブルのように膨らんでいったのです。ところが、それほどの経済基盤がないのですから、泡がはじけたのです。地価は下がりつづけ、担保にしていたものの価値が下がったのです。それで、融資していた銀行は不良債券を山ほど持つことになったのです。銀行が倒産する時代になったのです。もし、銀行がこれ以上、倒産すれば、国際信用がなくなり、日本の経済は破綻するのです。ですから、国が銀行を倒産しないように、援助したのです」 しかし、これも振り返ってみれば、アメリカ政府からの金融政策を続けた結果であるという。 もし、アメリカの命令に従い日本政府が日銀にそんなことを働きかけなかったら、バブルなんて起きなかったという。 加熱した土地の値上がりを止めるには利子をあげればいいものを、アメリカは利子を上げることを許さなかったという。もちろん、アメリカのためである。アメリカの平和は、世界の紛争の種である。 そして、そのときも、この番組でも、きちんとした報道はせず、インチキな討論をしていた。 原因は何であるかなんてことは考えない。 わかっていても、逆らえないのである。 そして、討論して、自由な気分だけを味あわせてくれたのである。 しかし、自由な気分だけである、セレブの人たちが集まり、ろくでもないことを話す。 それを、ありがたくも、日本国民はおちょうだいしているのである。 --戦中の大本営よりも、よほど俗悪である。 「あの時もそうだけどさあ~、日本にはまともな経済学者っていないの?」と嘆きたくなる人もいることだろう。 いることはいるが、その意見は採用されない。 アメリカや政治家に都合の悪いことは報道されない。 今では、学者の誇りなどこれっぽちもなく、政治家と一体になっているかと思っていたら……。 いつの間にか政治家になっている。そして、大臣にまでも、簡単になれる……。おぞましい世界となっている。 そして、きちんと原因と結果もわからず、いい加減なことを大臣になっても繰り返している。
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