磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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146湯葉屋

2006年08月11日 | Ra.
ラヂオアクティヴィティ[Ra.]
第二部・国境なき恐怖

九、京都議定書

146湯葉屋




アメリカ人の外向的なところだろう。
「そうでっせ。お店も古いでっしゃろ」
「この大豆、北海道産の大納言を家では使用しております。これを茹でて、豆乳をつくります。冷えたのがあるから、みんな飲んでください」
それぞれに配ってくれる。

「うわー、甘くておいしい」
「アメリカにもあるけど、味がぜんぜん違うよ。これも伝統というものかあー」
「健康にもいいのよ」
飲み干す。

「牛乳には苦手な人もおるけど、豆乳が苦手という人は日本人では少ないです」
「そうだろうなあー」

「この豆乳が、あそこの枠のなかに容れてあるでしょう」
「あっ、はいはい、わかりますよ。湯気をあげていますね」

「温めていると、膜が生まれてくるでしょう」
「そうですね。ホット・ミルクでも経験があります」
と、ミス・ホームズ。

「その膜をさっと、棒でひっぱりあげて、すこし干したら、湯葉のできあがりです」
「それだけ、なんだアー、簡単じゃないの」
「じゃ、ミス・ホームズさん、体験してください」
店の主人の指導でできる。

「やったー、やったー」と喜んでいる。
十五代目さんがやってくる。

「皆さん、湯葉にもいろいろあるのですよ。汲み上げゆば、刺し身湯葉、お菓子の湯葉などいろいろあるのですよ。用意してあります」

「まあ、みなさん、刺し身湯葉も食べてください。私の店でも売っています。インターネット・ショップでも売っていましてね、それは評判の良い商品なのですよ」
さしみ湯葉を食べて、驚いている。

「これ、本当に大豆から出来たの?」
「見ていたでしょう」
「あの湯葉を何枚も重ねてあるから、層になっているでしょう」

「汲み上げ湯葉というのも、ありますよ。まったりしています」
一同はまた食べる。

「また、味わいが違う」
「すごい、これ、みんな大豆から出来ているのね」
「まだ、お菓子もあるし、京都の伝統の湯葉はすごいでっせ」








閑話休題

精進料理にはいろいろと大豆製品が
使用されていますね。

お肉のような味にしあげてあったり、
けっして貧しい食事ではありませんね。

大豆タンパクがあるから、
お肉を食べなくていいわけですね。
ヘルシーでエコな大豆を食べましょう。

そうそう、がんもどきも精進料理からだそうです。

雁のもどきですね。

また、京都関連のエコを読みました。

自然産業の世紀








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