磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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トビウオのぼうやはびょうきです

2006年06月10日 | 読書日記など
『トビウオのぼうやはびょうきです』
  いぬいとみこ・作/津田櫓冬・絵/金の星社1982年

この絵本には、残酷なシーンはありません。
しかし、辛いトビウオのぼうやのことが書かれてあります。
今も、原子力産業で被曝された方なども含めて、
辛い思いをされている方はたくさんおられますね。



表紙の裏に書かれてあります。
「青い 青い
みなみの うみの
白い サンゴしょうの そばに
トビウオの おやこが
なかよく くらしていました。
でも
1964年3月1日です。
とつぜん
アメリカの 水素爆弾の
じっけんが ありました。
トビウオの おやこは
かなしい運命に であいます。
日本は
1945年8月6日 広島に
1945年8月9日 長崎にと
原爆を 二ども うけました。
この絵本は
〈核兵器を地球からなくそう〉
という気持ちで
つくりました」

また最後の方にはこう書かれてもいます。
「付記、第5福竜丸は、一時処分されそうになったり、廃船のうき目にあったりしながら、心ある人びとの手でよみがえり、東京都の夢の島に永久保存されています。
 この絵本の背景についてもっとくわしく知りたい方は、せび、都立第五福竜丸展示館をおたずね下さい。
「都立第5福竜丸展示館」住所 東京都江東区夢の島3-2」

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この本を読まれたとき、チェルノブイリでの被害を得た子供たちの話。また、平和であるといわれている時代にも原子力産業で被曝された方など、また医療の場などにおいても、被曝されて苦しんでいることも忘れないでいてもらいたいものですね。そして、勝者の側とはいえアメリカの原爆開発における被害者たちもおられることを決して忘れないでいてほしい。





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