磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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『屍の街』

2008年01月24日 | 読書日記など
『屍の街』
   大田洋子・著/中央公論社1948年

旧字で書かれてあります。

元就となっているが、輝元では? 下「」引用。

「戦国時代に、そこへ毛利元就が美しい城を築いた。」

「街は死の襤褸筵(ぼろむし)」といっても、現代の人はわかるのか?
--ボロのむしろ……。


河原で避難していたことが書かれてあります。


「大田洋子が野宿した猿猴川の川原」
『1950年8月6日朝鮮戦争下の広島』より


島根県の軍隊が救援にきてくれて、乾パンを配ってくれたという。
その乾パンのほのかなミルクの匂いで、生気がもどったという。

この本とは関係がありませんが、あついうどん食べて、いてついた体と心をとかしています。




『屍の街』
   大田洋子・著/冬芽書房1950年

上の本とは違い、「序」「いまだ癒えぬ傷あと」「一九四五年の夏」「原子爆弾抄」というものが書き加えられている。
--どちらかといって、「屍の街」からはじまる方が印象がいいとボクは思う。

この本も旧字で書かれてあります。味わいがあるし、洋子さん独自の表現もあるとボクは思う……。


『潮文庫79 屍の街』
   大田洋子・著/潮出版社1972年



『半人間』も掲載されています。解説は小田切秀雄。

旧字ではありません。

でも、文字が小さく、気になるところもありました……。

漱石の本のように、用語などの解説なども入れてほしいと思いました。


第一巻 屍の町




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