磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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司馬遼太郎 歴史歓談

2007年08月01日 | 読書日記など
『司馬遼太郎 歴史歓談』
   司馬遼太郎、他(著)/中央公論社2000年

帯に書かれてあります。下「」引用。

「知恵の光
大宅壮一、三島由紀夫氏との東京オリンピックをめぐる鼎談から井筒俊彦氏との「二十世紀末の闇と光」まで、30年前に及ぶ司馬遼太郎の対談、鼎談・座談会21篇を集成 話の宝庫」



湯川博士と司馬さんの美人論。
これはもはや文化論です。
今の大手マスコミとはまったく違いますね。

--僕の子供のときに祗園に、
父の営業の仕事についていきました。
このご両人ほどじゃないですけど、
文化的な社長さんたちでした。

今の文化はウソっぽいです。
うすっぺらいといおうか……。
僕の観念的な表現では、息が吸えない文化。
昔の文化は深呼吸できたという感じです。
ふと、この二人の対談を読んでいて思い出しました。

--出雲系というのは昔の美人の代表だったそうで、
「出雲」の阿国というのは、そういう意味で
つけられていたという。


また、坊さんがキョートで、公家はケイトと、
京都のことを呼んでいたのですが、
坊主の方が数が多いから、キョートに
なったかもしれないそうです。

福沢諭吉と勝海舟のことも書かれてありました。

坂本龍馬のことも書かれてありました。

清沢満之は知名度が薄いが、重要な人物だそうです。

明治憲法の下でも天皇は象徴だったと司馬遼太郎。
それにヒュー・コッタッツィ(外交官、日本研究)が応えます。下「」引用。

「コータッツィ 宮内庁が持っている書類にしても、ヴィクトリア女王と明治天皇が交換した書簡とか、日本のものは全然公開されていません。司馬さんがさきほどおっしゃられたように、明治天皇は旧憲法でも象徴です。それを証明するためにも、戦前の宮内庁の書類を公開して学者に見てもらえばいいのです。」


オランダの王室のすばらしさも書かれてありました。

しかし、それを否定する文献も、この世の中には存在していると思います。








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