『ひろしまの平和教育 第2輯』
広島県教研平和教育部門専門委員会、
広島県平和教育教材編集委員会、
広島県原爆被爆教師の会・編/
広島平和教育研究所出版部1971年
■目次・主なものだけ■
第一章 (平和教育のあゆみ) 8
第二章 (第20次県教研の実践報告より 1) 23
第三章 (第20次県教研の実践報告より 2) 40
第四章 (第20次県教研の実践報告より 3) 56
第五章 (平和教育への認識と展望) 94
■平和教育教材“ひろしま”指導資料(全) 105
毒ガスのことについてが印象に残りました。下「」引用。
「呼吸器の悪性新生物は広島県および日本全国の男子の一○倍以上の頻度となっている。
以上、元従業員のくらし、後遺症の実態を中心にのべてきたが、戦後二十六年、いまだに戦争の被害が、従業員の体の中になまなましく残っており、しかも、それは癒えることのない病魔であり、更に、「いつ、ガンの宣告を受けるか」と不安と恐怖の毎日を送っていることがはっきりする。」
毒ガスで障害をもった人たち……。
「(3) 障害者の運動の歴史」。 下「」引用。
「-略-憲兵の監視する強制労働に従って障害を受けた人々が、戦後も直ちに運動を起こさなかったのは、毒ガス製造に関係したことが、占領軍から戦犯として裁かれるのではないという心配をもったことにもよる。そして今一つには、傷ついた身体で、次々と死亡していく仲間を見ながらも、生きのびることに精一杯であったためでもある。」
占領時代というのは、そうでない時代とかなり異なると思います。
沖縄の事件……。下「」引用。
「一九六九年 沖縄米軍基地でVX神経ガスがもれる事故が発生し米軍関係者二十四人が入院したことを米国防総省が認めた。この事件は、沖縄現地はもちろん日本・米国、そしてジュネーブ軍縮委にまで痛烈な衝撃を与えた。」
後遺症は続いたという……。下「」引用。
「現在でも、まだ、毒ガスを作らされた人々が、病気で苦しんでおられる。働いていたころは、そんな重い病気ではなかったのに、後遺症で、ねたきりの人や、今も、まだ、医者通いをしておられる人がいる。ある人は、いまだに、のどに何かつまっているような気がして、かぜをひきやすい病気にかかって、苦しんでおられる人も多い。そんな人が、まだたくさん、忠海病院に入院しておられる。」
index
『ひろしまの平和教育 第3輯』
広島県教研平和教育部門専門委員会、
広島県平和教育教材編集委員会、
広島県原爆被爆教師の会・編/
広島平和教育研究所出版部1978年
■目次・主なものだけ■
第一章 平和教育をすすめる体制づくり 6
第二章 子どもの実態と地域の課題 29
第三章 年間をとおしてのとりくみ(実践例一) 38
第四章 教科の中でのとりくみ(実戦例二) 52
第五章 教科外でのとりくみ(実戦例三) 72
第六章 平和教育の基礎的課題 83
平和教育とは楽しいという……。下「」引用。
「『平和教育とは、「戦争は恐ろしいもので平和は楽しい」ということを教えることではない。平和がよいことは、はじめからわかりきっている。それと同じように、「原爆教育」だからといって、原爆の破壊力や被爆者の苦しみだけを教えることではない。」
--積極的平和では「構造的暴力」をなくしていくこと。
特権にある人たちの、きれいごとに真の平和などはなく、真の平和教育もないだろう……。
--「戦時システム」を引継ぐ限り、真の平和教育はなく、消極的な平和である単に「戦争のない」状態でしかないだろう……。
--しかし、積極的な平和でない限り、平和をすすめるといいながら、戦争を推し進めることにもなることもあるだろう……。
「四 外国語教育でのとりくみ」。下「」引用。
「外国語科においては、現行の教科書の内容が実生活から遊離したものが多く、民族独立・基本的人権・平和・労働などの問題から逃避していることから、Let's cry for Peace!をはじめ、さまざまな自主教材によって、平和教育の実践がなされてきた。」
教材で教える?
--広島は外国人もくる!
生きた教材、外国人との交流もはかれるのではないか?
--そんなことも、今の時代なら考えられるのではないか?
「一 映画「ヒロシマの証人」をとおして」
--ABCCのことが二個所で書かれてあった。下「」引用。
「広島病院の医師・ABCCの意見と対立する論文を発表 谷美代子」
「根本医師は叫ぶ=「わたしたち広島の人間がどうしても許すことのできないことは、アメリカABCCの原爆病に対する過小評価と、核戦争準備につながる一つの糸。それは、具体的なプログラムをもつ原水爆の運動によって、経ちきらねばならない。」
index
ソ連にも似たようなものはあったんですよ。
--「原子力帝国」ならば、どこの国であろうと、当然このようなシステムをつくっている……。
日本はABCCを継承したものがありますね……。
もくじ
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広島県教研平和教育部門専門委員会、
広島県平和教育教材編集委員会、
広島県原爆被爆教師の会・編/
広島平和教育研究所出版部1971年
■目次・主なものだけ■
第一章 (平和教育のあゆみ) 8
第二章 (第20次県教研の実践報告より 1) 23
第三章 (第20次県教研の実践報告より 2) 40
第四章 (第20次県教研の実践報告より 3) 56
第五章 (平和教育への認識と展望) 94
■平和教育教材“ひろしま”指導資料(全) 105
毒ガスのことについてが印象に残りました。下「」引用。
「呼吸器の悪性新生物は広島県および日本全国の男子の一○倍以上の頻度となっている。
以上、元従業員のくらし、後遺症の実態を中心にのべてきたが、戦後二十六年、いまだに戦争の被害が、従業員の体の中になまなましく残っており、しかも、それは癒えることのない病魔であり、更に、「いつ、ガンの宣告を受けるか」と不安と恐怖の毎日を送っていることがはっきりする。」
毒ガスで障害をもった人たち……。
「(3) 障害者の運動の歴史」。 下「」引用。
「-略-憲兵の監視する強制労働に従って障害を受けた人々が、戦後も直ちに運動を起こさなかったのは、毒ガス製造に関係したことが、占領軍から戦犯として裁かれるのではないという心配をもったことにもよる。そして今一つには、傷ついた身体で、次々と死亡していく仲間を見ながらも、生きのびることに精一杯であったためでもある。」
占領時代というのは、そうでない時代とかなり異なると思います。
沖縄の事件……。下「」引用。
「一九六九年 沖縄米軍基地でVX神経ガスがもれる事故が発生し米軍関係者二十四人が入院したことを米国防総省が認めた。この事件は、沖縄現地はもちろん日本・米国、そしてジュネーブ軍縮委にまで痛烈な衝撃を与えた。」
後遺症は続いたという……。下「」引用。
「現在でも、まだ、毒ガスを作らされた人々が、病気で苦しんでおられる。働いていたころは、そんな重い病気ではなかったのに、後遺症で、ねたきりの人や、今も、まだ、医者通いをしておられる人がいる。ある人は、いまだに、のどに何かつまっているような気がして、かぜをひきやすい病気にかかって、苦しんでおられる人も多い。そんな人が、まだたくさん、忠海病院に入院しておられる。」
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『ひろしまの平和教育 第3輯』
広島県教研平和教育部門専門委員会、
広島県平和教育教材編集委員会、
広島県原爆被爆教師の会・編/
広島平和教育研究所出版部1978年
■目次・主なものだけ■
第一章 平和教育をすすめる体制づくり 6
第二章 子どもの実態と地域の課題 29
第三章 年間をとおしてのとりくみ(実践例一) 38
第四章 教科の中でのとりくみ(実戦例二) 52
第五章 教科外でのとりくみ(実戦例三) 72
第六章 平和教育の基礎的課題 83
平和教育とは楽しいという……。下「」引用。
「『平和教育とは、「戦争は恐ろしいもので平和は楽しい」ということを教えることではない。平和がよいことは、はじめからわかりきっている。それと同じように、「原爆教育」だからといって、原爆の破壊力や被爆者の苦しみだけを教えることではない。」
--積極的平和では「構造的暴力」をなくしていくこと。
特権にある人たちの、きれいごとに真の平和などはなく、真の平和教育もないだろう……。
--「戦時システム」を引継ぐ限り、真の平和教育はなく、消極的な平和である単に「戦争のない」状態でしかないだろう……。
--しかし、積極的な平和でない限り、平和をすすめるといいながら、戦争を推し進めることにもなることもあるだろう……。
「四 外国語教育でのとりくみ」。下「」引用。
「外国語科においては、現行の教科書の内容が実生活から遊離したものが多く、民族独立・基本的人権・平和・労働などの問題から逃避していることから、Let's cry for Peace!をはじめ、さまざまな自主教材によって、平和教育の実践がなされてきた。」
教材で教える?
--広島は外国人もくる!
生きた教材、外国人との交流もはかれるのではないか?
--そんなことも、今の時代なら考えられるのではないか?
「一 映画「ヒロシマの証人」をとおして」
--ABCCのことが二個所で書かれてあった。下「」引用。
「広島病院の医師・ABCCの意見と対立する論文を発表 谷美代子」
「根本医師は叫ぶ=「わたしたち広島の人間がどうしても許すことのできないことは、アメリカABCCの原爆病に対する過小評価と、核戦争準備につながる一つの糸。それは、具体的なプログラムをもつ原水爆の運動によって、経ちきらねばならない。」
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ソ連にも似たようなものはあったんですよ。
--「原子力帝国」ならば、どこの国であろうと、当然このようなシステムをつくっている……。
日本はABCCを継承したものがありますね……。
もくじ
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