磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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岩波フォト・ドキュメンタリー世界の戦場から 核に蝕まれる地球

2009年02月23日 | 読書日記など
『岩波フォト・ドキュメンタリー世界の戦場から 核に蝕まれる地球』
   森住卓・著/岩波書店2003年

帯に書かれてあります。下「」引用。

「戦争の現実と真実を伝える報道写真ドキュメンタリー[第二回配本]
核に蝕まれる地球
セミパランチスク、ビキニ、ハンフォード、ネバダ、ジャドゴダ、イラク…、
放射能で生存の危機に脅える世界各地の人びと。」



表紙はインドの子どものようです。下「」引用。

「ヘッリブリちゃん(8歳)は生れたときから胸骨と背骨が曲がっていた。(2000年4月)」

■目 次■
写真編
I 旧ソ連セミパランチスク核実験場  3
 カザフスタン共和国
II ビキニ水爆被曝者  16
 マーシャル諸島共和国・ロンゲラップ島民
III アメリカ・風下地区の住民  22
 ネバダ核実験場・ハンフォード核工場  22
IV インド・ウラン鉱山の村  28
 ジャドゴダ
V イラク・劣化ウラン弾は何をもたらしたか?  34
 関連地図   48
本文編
1 旧ソ連セミパランチスク核実験場の村  49
2 ビキニ水爆実験の被曝者たち  61
3 “Down Winders”(アメリカ)  64
4 インド東部ジャドゴダ・ウラン鉱山の村  68
5 イラク・劣化ウラン弾は何をもたらしたか?  71
あとがき  75
    装幀=川島進(スタジオ・ギブ)


アメリカは、核兵器開発のため、自国でも被害者をうんでいる……。
風下住民……。下「」引用。

「“Down Winders”--風下地域の人びとと呼ぶ。
 ワシントン集ハンフォード核施設は、ワシントン州コロンビア川の流域にあり、東京都ほどの広さの敷地にプルトニウム製造の原子炉が幾つも建設された。周辺はなだらかな丘陵に広大な農業地帯が広がっている。」

そして、ミステリーなできごとも……。下「」引用。

「トムはその原因を探ろうとして環境団体や地元ジャーナリストと協力して原因を追及していった。そして子どもの頃の麦畑の兵隊たちの事と自分の身の上に関係があるのではないかと思うようになった。
 トムが「時々放牧されている子牛が何者かによって殺される」というショッキングな話をした。子牛の死体があるところに連れていってもらった。そこには牧草地の端っこで、盆地状になった見晴らしのきかない場所だ。「胸がナイフのようなもので切り開かれ心臓と肺がなくなっているんだ。あたりは消毒薬の匂いがしていた」。ミステリーじみた話だが、彼は今でも放射能の影響について、誰かが密かに調査しているのだという。」

インドでは宗教的な迷信を信じていた人も……。下「」引用。

「「前世に悪人だったからいま苦しんでいるのよ」という住民たちは、ようやくその苦しみが前世から引き継が継がれたものでなく、ウラン鉱山から出された核のゴミが原因であることを知るようになってきた。」




Nuclear Blue 核に蝕まれる地球 展示写真サムネール

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