磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

鱧男の小説などをUP。環境問題に戦争・原発を!環境問題解決に民主主義は不可欠!

平和教育運動NO.11報告書 第11回全国教育シンポジウム

2008年10月10日 | 読書日記など
『平和教育運動NO.11報告書 第11回全国教育シンポジウム』
   日本平和教育研究所・編/広島平和教育研究所1984年

表紙の裏に書かれてあります。下「」引用。

「日本平和教育研究協議会 結成宣言
 戦争のもたらす惨禍を身にしみて体験した私たちは、教育における戦争責任を自らにきびしく問いつめ、軍国主義教育への痛苦にみちた反省に立って、平和と民主主義をめざす教育、とりわけ、戦争の本質を科学的に認識し、平和を守る意欲と情熱をもった人間の育成に日夜努力を重ねてきた。この間、私たち平和教育には、さまざまな抑圧と妨害が加えられてきたが、私たちはこれに屈することなく、平和教育を全国的な国民運動として展開しうる地点に立っている。
 しかし、一方では、軍国主義の全面的な復活をねらう策動が日々強められていることも事実である。‐略‐」



シンポジウムの報告集らしい。下「」引用。

「第11回全国教育シンポジウム報告集
 ‐1983年6月18日~19日 於広島市‐
■集会スローガン■
すべての子どもたちに生命と平和の尊さを
人類が生きのびるために
‐人間の尊厳・新しい国際秩序をどう追求するか」

「原爆は防げる」というアメリカの教育。下「」引用。

「いよいよ小・中・高等学校用の、原爆から生きのびるためのテキストを作って配布をするという動きについて報道されていることについてであります。低学年のところを紹介してございますが、それは、アメリカの東部や南部でしょっちゅう起りますあのハリケーンと並べて「原爆」というものがありまして、これは十分防げるというふうに書いてあります。」

日本や、ヨーロッパ、ロシアで核戦争があっても、アメリカは防げると思っているのだろう。
--日米安全保障という名のもとで、核戦争の戦場と想定されている日本!
そのために巨額の「おもいやり予算」を血税から払わされている……。

「尊重」と口だけの教育! 下「」引用。

「命の特質を尊重しあう教育 -略-われわれ人間の特質が発展させられねばならない、ということであります。つまり、平和教育の十原則の中にも、平和と人権と開発というものが、三者切り離せない観念でもあるというふうに指摘されており、また昨年、広島で行われましたWCOTP主催の国際シンポジウムでも、軍縮教育を生活の一部として、すべての人々のものにしなければならない、ということが言われました所以は、平和教育の問題を、深く現代の人間の生活にかかわる問題としてとらえなおさなくてはならないと、いうことの要請を示しているものに外ならない、と私は考えます。」

消極的平和のみを訴える教育者たち。
--格差社会の勝ち組!

原発と平和教育……。下「」引用。

「これまでの平和問題の中で、とかく原子力発電は、原子力の平和利用というかくれみのの中で、敬遠される傾向にありました。しかし、原子力発電が生まれてきた経緯や、原子力発電の持つ意味を考えた場合には、明らかに誤りであることわかります。」

誤りですむ、そんな人たちに、責任はあるのだろうか?

戦争責任についても、具体的に書かれていないし……。

きれいごとを言っていればすむ人たちに、責任感などないとボクは思う……。










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