磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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高速増殖炉もんじゅ事故

2008年07月18日 | 読書日記など
『高速増殖炉もんじゅ事故』
   緑風出版編集部・編/緑風出版1996年

帯に書かれてあります。下「」引用。

「恐るべき事故の全貌!
今こそ「もんじゅ」を廃炉に!」



表紙の裏に書かれてあります。まさにその通りだと思います。下「」引用。

「起こるべくして起こった重大事故!それをもたらしたのは何か--。1995年12月8日に発生した高速増殖炉「もんじゅ」のナトリウム漏洩事故は、それが危機一髪の事態であったことが明らかになるにつれて、地域住民ばかりでなく、一般国民を重大な不安に陥れるとともに、日本のプルトニウム利用計画そのものに対して重大な警鐘を打ち鳴らしている。
 本書は、事故の全経緯を豊富な取材に基づいて検証し、事故の原因をはじめ、常に軍事利用を伴って勧められた増殖炉開発の歴史、推進勢力の奢りと腐敗、そのハイテクノロジー偏重体質のもたらした基礎技術の軽視、浪費を前提にしたエネルギー政策、などの問題点を多角的に論じながら、脱プルトニウム社会への方向性を提起する。」

ナトリウムは高速増殖炉の最大のアキレス腱。
--そういわれてきたのに、大丈夫だと強引にすすめて、ナトリウム事故。


「不備だったマニュアル」は「机上の事故想定」。


「ビデオ隠しの発覚」
--そして、自殺者までが……。


動燃の中に派閥があるという……。下「」引用。

「メーカー間の仲の悪さに加え、動燃の職員の中には三菱派、日立派、東芝派がいるのだから、ますます、おかしくなる」

「アメリカで起きた最初の大事故」
--1946年最初の高速増殖炉クレメンタイン炉が臨界。
1951年、アイダホ国立原子炉試験場FBR1が臨界。しかし、電力は200Wの電球4個をともすぐらいのもだったという。
1955年11月29日、FBR1の燃料棒の半分が溶解し、危うく爆発(臨界)事故を起こすところだった。
1956年、大型の高速増殖炉エンリコ・フェルミ炉建設。数々の事故。1972年廃炉。

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