磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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普及版 核をやめさせる力 -----ビジネス・リーダーに訴える------

2007年06月09日 | 読書日記など
『普及版 核をやめさせる力
  -ビジネス・リーダーに訴える-』
     ハロルド・ウィレンズ(著)/
       向笠広次(監訳)/創元社s60年、同年2刷

キューバ危機を解決させたJ.F.ケネディー。その政治姿勢をまねれば、核をやめさせる力になるだろうという……。



著者は、1914年、仕立屋の息子として、ロシアのウクライナに生まれた。今年71歳、実業家。
米兵として広島・長崎。下「」引用。

「第二次大戦には、米国海兵隊の日本語専攻の情報士官として従軍しましたが、日本の土を踏んだのは、広島、長崎に原爆が落された直後のことでした。彼は直に広島、長崎を訪れ、強烈な印象を受けしました。かつて建物であり、人間であった細かな砂を手ですくって、指の間からこぼした体験が、今なお脳裏を去らぬという。」

この翻訳をされた方は、精神科医ということで、この観点から核をみられています。核は事実として把握すれば、恐怖でしかありませんね……。差別というのではなく、人間が扱える道具ではないと原子力のことは思えます……。

訳者はビデオをみることを勧められています。下「」引用。

「1984年8月5日と6日、NHKテレビから「地球炎上」、「地球凍結」という、核戦争の画像が放送されたのをごらんになった方も多いと思います。後者はもちろん「核の冬」に関するものです。私はこのような画像が、もっと多くの人の目にふれることを望みます。」

第1部 地球炎上
第2部 地球凍結


MIRV(個別照準多弾頭再突入ミサイル)のことが書かれていました。
『ウォールストリート・ジャーナル』 (一九六九年の社説より)。
こんな古くからあるんですね……。

ロシア恐怖症と軍備依存症は、モラルの低下を引き起こしているという。下「」引用。

「あらゆる革命を、共産主義の息がかかっているもの、共産主義的傾向をもつものと解釈するため、いかに不人気で抑圧的な政権であれ、アメリカは現体制を支援する道を選んでしまう。いかに野蛮な独裁主義者であれ、反共を標榜するかぎりは援助が受けられる。」


今では南米では、アメリカ包囲網……。

第2回「格差からの脱出 -----ブラジル・チリ------


ロシア人は邪悪で悪魔的とする。
これは、日本にも、それ以前はインディアンにも…。
綿花の栽培も、砂糖の栽培もアメリカン・インディアンから教えてもらったというのに……。

反キリストとは何か?


キューバ危機を解決したこと。下「」引用。

「ジョン・F・ケネディ大統領が、アメリカ大学の学位授与式における演説で、アメリカは他の国が実験をしない限り、大気中での核実験をこれ以上行なわない、という大胆な宣言をしたのである。大統領によれば、この行動は、「この国が信頼できる相手であることを明らかにし、この行為の結実への厳粛なる信念を表明する」ための誓いであった。ケネディ大統領のこの行動はフルシチョフ首相から積極的に迎え入れられ、その後フルシチョフは核実験禁止協定を提案し、これが一九六三年の米ソ部分的核実験禁止条約の基礎となった。大気中、水中、および宇宙での核実験を禁止するこの条約につづいて、両超大国は中央ヨーロッパの兵員一万人を撤退させ、核兵器材料の製造を削減した。」











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