磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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フィンランドのジェンダー・セクシュアリティと教育

2008年01月12日 | 読書日記など
『フィンランドのジェンダー・セクシュアリティと教育』
     橋本紀子・著/明石書店2006年

フィンランドといえば、ボクはムーミンを思い出してしまいます。いい国にはいい児童文学者がいる。日本でも宮沢賢治がいると思うが、映画などでは歴史的事実もゆがめて解釈しているとボクは思っています……。フィンランドは、今の日本、小泉政権などのまったく逆の政策をとっている国といわれていますね……。



PISA(Programme for International Student Assessment)

・日本は2000年より2003年、読解力や数学的リテラシーの得点低下……。
・フィンランドは2000年に続き2003年も、読解力では1位。
・2000年調査では、読解力でフィンランドの女子は高得点、ジェンダー差も最も大きかった。

女性の進出もムードではなく、現実を把握検討されています。下「」引用。

「国会議員の38%を女性が占め、大統領も女性という政治的進出に比べ、アカデミック分野のジェンダー平等が進んでいないと彼らは言う。」

しかし、理解に困難な文章などは使われていないとボクは思います。

1960年代後半からはじまったようです。下「」引用。

「フィンランドでは1960年代後半に、男女の役割論争が多くの国民の参加を得て行われ、女性の国政選挙での躍進が始まった。72年に総理府の一部として男女平等委員会が創設され(後に、社会保険省の下におかれる)、男性もとれる育児休暇制度の導入や多様な保育形態の創出など、社会のなかで、男女平等を実質化するためのシステムづくりにも大きな影響を与えた。」

大切なことの一つがシステムづくりですね。

消費税があがるとき、福祉に使うといっていましたが、やはりシステムとして無理でしたね。

年金のことも安倍総理がいっていたこともやはり無理でしたね。

システムのこともわからない人が政治をしているというのが、そもそもが運営できませんね……。

そして、検証もし、国民に知らせる……。下「」引用。

「国立教育局は1996年に『フィンランドの総合制学校における平等は事実か?』という小冊子を発行しているが、そのなかで、教育の効果を評価する際の基準の1つとして、「授業は男女間の平等をつくり出すための積極的な目標を備えているか」という点があげられている。」

特に原発の問題は大切なことですね。
--何度も書きますが。
「公害と原発のあるところに民主主義はない!」
「きちんと公開されれば、原発は自然と廃炉される」

【追加・訂正&お詫び】下『』。
『フィランドは原発推進国です。
どういうけか、そうではないと思いこんでいました。
出口のない核燃料サイクル


そして、フィンランドの女性は個人的にも努力されてきたそうです。下「」引用。

「フィンランドの女性たちはただからかいから生き残ったばかりではなくて、交渉したり抵抗したり、あるいは理解したり何かを達成したりして、そのインフォーマルな関係性を築いてきたともいえる。学業面での助け合いだけではなく、男子生徒によるいじめやからかいに対しても、女子生徒の友だち同士が助け合って、それをかわしている。」

女性同士が助けあう。
--助け合うよりも、気分で酔わせる人たちがリーダーになっているのが問題だと、我が国のことでは思う……。

なぜ男子はからかうか? 下「」引用。

「女子生徒をからかったり、ちょっかいを出したりするというのは、どちらかというと労働者階級の多く住んでいる地域の学校の男子生徒に多い。労働者階級に属し、学業成績にも優れない男子の場合には、他のヒエラルキーで自分の目標を達成しようとする。」

フィンランドでも、拒食症の生徒がいるそうです。
体育の女性教師が「バランスのとれた食事」を教えているという。

「花咲かじじい」が教科書に掲載されているという。下「」引用。

「全世界の子どもたちと平等に暮らしていこうということから、各国の民話がフィンランド語と各国語で書かれている。」日本の「花咲かじじい Kukkiataikauaukka」が教書に掲載」



性文化についてもきちんと考えておられます。

この分野でも、日本は世界から非難されていますね。









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