磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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115 単細胞もいいとこ!

2008年03月02日 | ライト小説
あかねさんシリーズ002
男が女de女が男


五、テレビ・激突!




115 単細胞もいいとこ!


「いつの時代も予期しないことはおこるでしょう」
但馬はしみじみという。

だが、鱒添は負けていない。
「あの時にしても、この六千億円ってどこから出てきたのよ。まったくわからないわ。あんた、わかっているの?」

邦子はいう。
「で、但馬さん、それはわかっていますよね」

「わかりません。詳しい資料は公表されていません」

「それで、何で600億円よ! まったく、信じられないわ」

「本当、信じられないわ」
邦子は鱒添の口真似をする。

「経済の専門家である人たちが出した答えですよ。信頼は鱒添さんよりもずいぶんあります。本当、男は目先のことだけで、まったく気楽なもんだ」
と、但馬は言った。

「そうです。経済の専門家がいっているのですからね」

「馬鹿もほどほどにしてよ。税金を使うのよ。外国では、こんなときにきちんと情報を公開するものよ。日本にも知る権利っていうのがあるのよ、わかった?」

「まったく、男は困ったもんです。何でも、知りたがる」
討論のメンバーの竹上恵子が男らしくいった。

あの感じのいい竹上恵子が、この世界では冷酷な人間になっている。

「馬鹿なこというんじゃないわ? じゃ、あなたは知りたくないの」

「別に! 信用しています」
と、但馬はいう。

そういっていればいいなんて、本当に楽なことである。単細胞もいいとこ!

そして、威張っていればいいのだから、まったく但馬は楽でいい!

しかし、ブラウン管のむこうでは男性たちに嫌われている。

あるいは憎悪されている……。

「これは、このくらいにして、では次のテーマは男女平等についてです。これは、鱒添先生と但馬先生がそうとうやり合うでしょうな! テレビ・激突! スペシャル! ナハナハ、沖縄!」








閑話休題

カミナリおやじ。

彼らはよかったのでしょうか?

ボクは怒鳴る人よりも、

きちんと話せる人の方が

やはりいいと思います。

どなっていればいいなんて、

楽な道がいいなんて、

そんなことを認めたら、

彼らもまた同様のことを

してくるのではないでしょうか?










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