磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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アメリカ非核自治体物語 THE NEW ABOLITIONISTS

2008年04月26日 | 読書日記など
『アメリカ非核自治体物語 THE NEW ABOLITIONISTS』
   ゴードン C.ベネット(著)/西田勝(訳)/筑摩書房1993年

非核自治体だけでなく、いろいろなことが書かれてありました。



宗教でもいろいろですね……。下「」引用。

「原爆に対する闘いは、さまざまな人々を一緒にする。世界に対する憂慮から立ち上がった、神を信じないヒューマニストたちが、民主主義だけを共有する、敬虔なユダヤ人やキリスト教徒たちと手を携えて闘っている。」

ゼロサムゲームをすすめている宗教団体が、平和など本気で求めているとは思いませんが、一部の信者は信じこんでいますが……。

--ないものをあるとできるとなると、やりたい放題にも思える……。宗教というのは、やはり危険にもなるということも、忘れてほしくありません。

正義の戦争などではない……。 下「」引用。

「正義の戦争理論には、非戦闘員は区別するという原理が含まれている。これは損害がただ敵の軍事力に対してのみ及び、一般市民にふりかからないようにすべきだという考え方だ。この原則は第二次大戦時の集中爆撃で犯された。そして核戦争によって全面的に侵犯されるだろう。」

タイタニック心理……。下「」引用。

「レバインは、これを《タイタニック心理 Titanic mentality》と名付けている。船は沈みつつあるけれども、若者たちは「どっちみち沈んでいくのなら、一等船客になろうじゃないか」と言っているわけだ。」

これは、核関連だけではないだろうと思う……。

あさましい勝ち組という輩もこの部類の人間だろう……。

学校が非核宣言をしているという……。下「」引用。

「ウィスコン州マディソンのウィンダム学園、サウスダコタ州インディアン保護区パインリッジの聖母カトリック全寮学園、ニューヨーク州プーキープシーのオークウッド高校、アイオワ州ダボンポートの西高校などが非核宣言をしている。」

原爆崇拝は異教だという。下「」引用。

「原爆崇拝は人身御供(ひとみごくう)を求める異教の神モレクへの礼拝と同じではないかと述べている」

異教だろうが、何であろうが、それでも大統領でいられる……。
--宗教は機能していないといっていいだろう……。

ニュージーランドでのフランスの行為は驚きである。下「」引用。

「一九七三年、ニュージーランドは核実験問題でフランスを国際司法裁判所に訴え、勝利した。フランスはなおも実験を続行したので、ニュージーランドは《グリーンピース》と共同行動をとり、頑固なフランス人に圧力を加えた。八五年七月一○日、オークランド港で《グリーンピース》の《虹の戦士》号が爆破され、船内にいたカメラマンが死亡し、しかもそれがフランス政府の謀略によるものと判明して全ニュージーランドを戦慄させた。ニュージーランドの最高裁判所長官は、二人のフランスの諜報部員に対して、殺人の罪で一○年の禁錮、船への故意の損傷で七年の刑を宣告した。」

index

日本の危険はアメリカ軍……。下「」引用。

「実際、日本をソ連の脅威とさせているのは、日本国内の一一九の基地に駐屯している五万人の米軍なのだ。それこそがソ連のミサイルの標的なのだ! アメリカの存在がなければ、日本はずっと安全な場所だった筈だ。」

ポーリング博士。下「」引用。

「一九六三年、ノーベル賞受賞演説でライス・ポーリングは、核兵器を「野蛮の名残、人類への呪い」と指弾し、次のように語っている。「私たちは、この特別な時代、この世界史上のユニークで画期的な時代、戦争と苦痛の過去の千年間と、平和と正義と道徳と人類福利の偉大な未来との画期的な過渡期に生きる特権を受けている。」








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