磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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シリーズ現代批判の哲学 環境思想を問う

2009年06月09日 | 読書日記など
『シリーズ現代批判の哲学 環境思想を問う』
  高田純(まこと)・著/青木書店2003年

この著者も漢字でかけば「高田純」、元広島大学の人と同じですが、読みがちがいます。
この本の著者は「まこと」であり、もう一人は「じゅん」です。



図書館の説明文。下「」引用。

「自然の保護はなぜ必要か? 環境問題をめぐって提出されてきた哲学的議論を、鼎談というスタイルで整理・検討し、持続可能な社会と環境的公正のあり方を探求する。」

この著者の紹介。下「」引用。

「1946年北海道生まれ。北海道大学大学院博士課程単位取得。現在、札幌大学外国語学部教授。著書に「承認と自由」「実践と相互人格性」、共著に「ヘーゲル用語辞典」など。」

「はじめに--自然保護の根拠を問う」下「」引用。

「環境問題をめぐってとさまざまな哲学的・倫理的議論がおこなわれています。近年、論点が整理されるようになりましたが、基本的な事バラについてまだ合意が形成されているとはいえません。-略-メダカは無卦化しから水田の周辺をすみかにしてきました。メダカが絶滅の危機に瀕していることは、人工的生態系も保護することの意味がここで問われてるわけです。-略-
 本書ではA、B、Cの3人の鼎談という形をとってみました。この形は厳密な説明という面では難点がありますが、論点を明確にするという点では効果があると考えました。-略-」

鼎談(ていだん)とは、このような形式のようです。下「」引用。

「A 最近日本でも「環境倫理」「環境哲学」「環境思想」という言葉が知られるようになり、これついてさまざまな本が出ていますね。環境倫理と環境哲学とはどこが異なるのでしょうか。
B 欧米では言葉のうえで環境倫理と環境倫理学との区別はありません。英語ではどちらも〈enviromental ethics〉です。倫理は、人間がどう行動すべきかを考察するものですから、思想を含んでいます。強いていえば、この思想の原理を深め、それを体系化するのが哲学や倫理学であるといえるでしょう。」

「地球より重いか」……。下「」引用。

「「人間の生命が地球よりも重い」のではなく、「地球が人間の生命よりも重い」というわけです。」

でも、そういう物理学的にいったのではないでしょう……。
一人の人間、命を失う人は、この宇宙さえ失ってしまうと、誰かが書いていました……。
その人にとっては、まさに「地球より重い」命ですね……。

たしかに、環境ファシズムも困ったものですが……。
民主主義の「自由・平等・博愛」を忘れてほしくないものです。
--でも、野蛮な環境破壊を止めないと被害者は生まれます……。
その被害者は私であるかもしれないし、あなたかもしれない……。

「最大の環境破壊としての戦争」
--まさに、人殺しにしか役立たないことで、環境を破壊してもらいたくないものです。

それに、すごいお金をかけている。その何分の1かを使えば、環境問題は解決するという人もいるくらいだ……。






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