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原爆被爆者における睾丸の変化-広島・長崎-

2008年11月29日 | 読書日記など
『原爆被爆者における睾丸の変化-広島・長崎-』
   原爆傷害調査委員会/原爆傷害調査委員会1966年

シリーズ名 ABCC業績報告書集
各巻書名 TECHNICAL REPORT 15-66
英語タイトル TESTICULAR CHANGES IN ATOMIC BOMB SURVIVORS
病理部および統計部 Departments of Pathology and Statistics
米国公衆衛生局放射線保健センター人口調査計画部門所属医師でABCCへ派遣



■目 次■
緒言  1
方法  1
結果  8
放射線変化  11
死亡時年齢と変化との間の相互関係および各種変化の間の相互関係  13
考察  17
加齢変化  19
要約  20
参考文献  21

■ 表 ■
1. 推定線量300rad以上のヒロシマ近距離被爆者における放射線徴候または症状  12
2. 年齢の影響を除外して変化を組み合わせた場合の評価値の相関係数  14
3. 表3の変化の影響がない場合の組み合わせた評価値の相関関係  15
4. 原爆時年齢別の急性放射線症状または徴候、広島  16
5. 推定全身線量および原爆時年齢別の症状、広島  17

■ 図 ■
1. 全般的萎縮および細精壁肥厚を示す細精管  5
2. 細精壁肥厚、間質繊維症および間質細胞増殖を示す細精管  5
3. 比較的正常な細精管の間の硬化細精管  6
4. 図3と同一組織の高倍率視野  6
5. 間質繊維症と間質細胞増殖を示す間質  7
6. 睾丸の間質内欠陥硝子様変化  7
7. 硝子様化を認める2つの小さな動脈  8
8. 距離区分別の組織学的変化  9
9. 死亡時年齢別の組織学的変化  10
10. 距離区分および都市別の組織学的変化  11
11. 爆心地からの距離区分および線量別の組織学的変化  13

■要約■ 下「」引用。

「放射線被曝および加齢に起因する変化の有無を究明するために、原爆被爆者解剖検例の睾丸組織を検査した。いくつかの組織学的パラメーターを用いて、原爆時に爆心地から1400m未満の被爆者とその非核群の間に細精管硬化症および血管硝子様化の頻度に有意差が認められた。1400m未満のその他の被爆者および非核群の間では、細精管硬化症にきわめて有意な差(0.01<P<0.001)が認められた。また、年齢と関係のある有意な変化も認められた。原爆時に60歳以上であった広島の1400m未満の被爆者には、同距離群における若い被爆者よりも放射線の自覚的または他覚的症状が少なかった。」










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