磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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120「クイズでドンドコ!」

2006年07月16日 | Ra.
ラヂオアクティヴィティ[Ra.]
第二部・国境なき恐怖

七、放射能フィーバー

120「クイズでドンドコ!」



これは、コメディアンの祭田ドンドコがやっている人気番組であった。

「こんにちは、今日の特集は、原爆以前の放射線の歴史を学びたいと思います」
明るい口調で祭田ドンドコは話すと次に低い声で
「そんなに緊張しなくなっていいよ。これは録画ですからね。ちゃんと編集しないと、英語でのクイズ番組なんて面白くないですからね」
と、微笑んだ。

画面に『放射能フィーバー』と文字がでて、アニメェーションが始まった。
ナレーターは説明する。
「では、第一問、X線のエックスとは何でしょう」
博士は瞬時にボタンを押した。

「ちくしょう、僕でもわかった」
「そりゃ、英語圏の国なら当然よ」と、ミス・ホームズ。

「では、博士とニックネームで呼ばれているブッフバルトくん」
「わからない」
明るいチャイムが鳴る。

「正解です」
「あれ、わからないって、答えたのに、正解なの」と勇気。

「では、正解を教えてくれるビデオを見ましょう。ドンドコ!」
ドンドコとは、コメディアン・祭田ドンドコのギャグである。そのとき、太鼓をたたいている真似をしている。

ビデオが流れる。
「一八九五年、ウィルヘルム・レントゲンは放射線を発見しました。しかし、彼はそれが放射線の一種であることを知りませんでした。それゆえ彼はその名前をX線と名付けたのです。Xとはわからない、謎という意味です。それからの数週間、レントゲンは自分の発見を昼夜調べ、可視光を通さない物質を通り抜けること、だが、人間の骨やある種の金属、そして普通のガラスでさえ、この放射能に対しては不透明であることを発見しました」

「わからない、謎で正解でした、ドンドコ!」
X線は、健康診断のときしたよ。フィルムに骨がうつっていたと勇気は思い出していた。
もう謎の物質ではないので、諸外国ではX線とは呼んでいないという。

女性アナウンサー「次のシルエットは、歴史上の人物です。その人はだれでしょう」
「ドンドコ!」とカメラに向かって、太鼓をたたく真似をしている祭田ドンドコ。

チャイムを鳴らす。
「これはもらった」
とマイクは喜んでいる。

「簡単なクイズだなあー」
「では、アメリカのカウボーイ少年、マイクくん答えてくれたまえ、ドンドコ!」
「簡単さ、ロビン・ウィリアムス」
スタジオは爆笑の渦となった。

「うまいねえー、マイク。こういうボケが番組を救ってくれます」と祭田。
「じゃ、金さん」
「はい、発明王エジソンです」

「正解です。どうして、科学分野のクイズでロビン・ウィリアムスなのでしょうか。彼は映画俳優でしたよね」と女性アナウンサー。

「では、エジソンの犯した間違いについて、ビデオ。ドンドコ!」
画面は明るい色調になった。
ナレーション「X線を最初に取り上げた一人はトーマス・アルバ・エジソンでした。彼はすでに電灯、映画、写真の発明で有名でした。彼の技術への情熱はショーマンシップと結びついていて、彼がやったことはどれも新聞と公衆を魅惑し続けていました」

画面は何かの展示会だ。
古い写真である。

「その後アメリカ中で行われた何百回の展示で、何千人もの人々が列をなして自分の手、足、頭をX線の通り道に置き、蛍光スクリーン上の像を見た。エジソンは販売の特許をとり、やがて「トーマス・A・エジソンのX線キット」が売り出されました」








閑話休題


X線とはもういわないで、
レントゲン線が正しいと習いましたが、
いまだに臨床でも、X線という方はいます。

X線の方が書くのが楽だからという。
でも、現場ではレ線と短く使用していますね。







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