『週刊金曜日 2011−12−9』
平井康嗣・編/金曜日2011年
「「エネルギーシフト」を骨抜きにする人事案 枝野経産大臣は官僚“操り人形”か」 下「」引用。
「学習能力のない枝野大臣は、自らが再生可能エネルギーの拡大を阻む存在になっていることにまったく無自覚のようだ。−略−」
東電からカネもらっていたら、当然の行為では?

「「自主的」避難者の経済的困窮を妨げ 環境団体などが政府と東電に署名提出」 下「」引用。
「また、東電都内に「自主的」避難をした主婦は、「事故後、子どもが大量の鼻血を何度か出し、これでは被曝から守ることはできないと思って避難を選択した。家のローンも残っているが、子どもの命には代えられない。避難の必要経費は国と東電が支払うべきだ」と強調した。」
「「事故になれば福島の比ではない」もんじゅ研究者が指摘」 下「」引用。
「−略−そうなれば福島どころではない事態になる。琵琶湖も汚染され関西はだれも住めない」と、その危険性を説明した。
もんじゅの「売り」は「新たな燃料を生み出す増殖」だ。しかし小林さんは「増殖は倍増時間「別の原子炉一基を動かせる燃料を生むのに必要な時間、再処理のロス率や、燃料加工、新たな燃料装荷にかかる年数による。現在でもロス率が五・七%。仮に五%でも倍増は九○年かかる。新たな燃料を生むなど夢のまた夢で、世界のどこでも実用化されていない」と指摘した。
高速増殖炉「もんじゅ」には現在、維持費だけで年二三三億円かかっている。稼働できる見通しが立っていないにもかかわらず政府が存続に固執する理由について小林さんは「使用済み燃料の行き先がない」ことに加え、「核武装しやすいから」と指摘した。」
もくじ
「チェルノブイリは警告する ロシア人小児腫瘍科医が発表」 下「」引用。
「低線量内部被曝と遺伝
チェルノブイリ原発事故による被曝・健康データをもっとも持っているロシア連邦立小児血液・腫瘍・免疫研究センター。そのセンター長ら子どもへの被曝を研究している医師たちが来日し、福島の子どもたちの健康を考える上で重要な報告していったのである。−略−」
「事故除染作業員の子どもの染色体の異常」 下「」引用。
「ウクライナの私たちの同僚は次の条件にあてはまる家族を比較研究した。1. 父親が原発事故の処理に直接関わり約一○○○ミリシーベルトの被曝を受けた。2. 母親は被曝していない。3. 子どもは二人いて、事後前と事故後に生れている。
こういう家族と被曝を受けていない家族を比較したところ、さまざまな細胞障害が、事故後に生れた子どもに出ているということがわかる 。一般の子どもに比べて五・六倍ほど染色体異常を来している。その染色体異常によって、さまざまな病気が生れているという。しかし、その直接的な因果関係についてはまだ証明されていない」(−略−)
事故前には先天的奇形と染色体異常について七種類のチェックしかしていなかった。事故後に一○七種類のチェックをするようになった。このことから、教授は奇形と染色体異常に関するデータは比較データであって、相対的なものとしている。
一方、日本の放射線医学総合研究所の島田義也氏は、父親の放射線被曝による子どもへの影響は見当たらないと当日発表している。ロシアは被曝遺伝の可能性を排除しておらず、日本とは立場を異にする。」
「フクシマ症候群への備えを」中川原章(千葉がんセンター長)に聞く。下「」引用。
「−略−活性酸素は通常でも出てきますが、出過ぎると正常以上に脂質やタンクパク質など細胞を傷つけます。これがフリーラジカルです。
ルミャンツェフ氏の仮説ではフリーラジカルがホルモンバランスを崩してストレスに過敏に反応すると言っています。彼の講演では具体的なデータは紹介されませんでしたが、測定データが入った論文は私の手元にあり、日本語に翻訳している最中です。
福島の子どもたちのフリーラジカルを抑えるためには、クリーンな空気、水、土地が必要です。ビタミンなどを日常生活できちっととる。それで足りなければサプリメントで補充する。煙草は吸わない。放射性セシウムは完全には排出できませんが、若いときから日常の生活習慣でこれらやればがんを含む生活習慣病の予防につながります。これを学校で教育するなど広く普及させることが大事です。
被曝が心身に複合的な症状を出すチェルノブイリシンドローム(症候群)は彼が最初に言い出しました。彼は「福島でも“フクシマ症候群”が起こるのではないか」と心配しています。小児がんの潜伏期間は短いのですが、大人のがんの潜伏期間は長い。ロシアでは甲状腺がんは終わりましたが、これから数十年後に新しい症状が出るのではないかと彼は懸念しています。
その彼らのセンターが持っている二五年間のデータを日本にすべて提供し、ともに解析していこうと言っています。
放射能汚染のターゲットは子どもです。私も小児がんの治療と研究をしている者として責任を感じて、今回、ルミャンツェフ氏をお呼びしました。
福島で甲状腺がんが出るか出ないのかまだわかりません。しかし出る可能性があるならば、対策をとらなければならないはずです。」
index
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「中国電力・上関原発の今 ここは子孫に残す島」佐高信。下「」引用。
「東京電力・福島第一原発の事故を受けて建設が一時中止となっている中国電力・上原原発計画。豊かな海が広がる気仙説予定地の向かいにある祝島に評論家の佐高信(本誌編集委員)と平井康嗣編集長がむかった。−略−」
成人A。下「」引用。
「Aさんの息子の一人は上関町内の原発推進の中核といえるところで働いており、辛い日々を送っている。
木原の指摘するように「Aさん」としか書けないのである。」
【ペテン!?】「石原都知事の庶民への「黙れ」発言!! 放射能汚染がれき焼却処理の間違い」 下「」引用。
「「黙れ」で消せない汚染の不安
被災地のがれき処理をより困難にしているのは、放射能汚染が福島以外にも広がったことと、国や環境省の“お役所対応”にある。汚染がれきを全国に運べば、汚染が全国に広がるという懸念に環境省は、広域処理の方針を下ろさず、燃やす基準も示していない。その結果全国の自治体は、住民の不安に応えない環境省の提案に対し、ほとんどが受け容れ拒否を表明した。
一方、石原都知事は、「放射能ががんがん出て」いないと受け入れ発表しているが、規制基準が示されない中で「測ってなんでもない」と言っても、都民は安心できない。東京都の処理に抗議した三○○○人近い人に「黙れ」というのは、トップの責任放棄でしかない。−略−」
「バグフィルターで99.99%除去の嘘」 下「」引用。
「環境省の発表では、そのバグを用いれば、ガスや微細なチリ状の放射性物質を除去できるというのである。本当なのか? バグは、ダイオキシンの除去で注目を浴びたが、ダイオキシンも十分除去できず、破損やバイパス事故(−略−)で有名である。それがいつの間にか放射性物質まで「九九・九九%除去できる」という。
環境省は、非公開の「災害廃棄物安全評価検討会」(以下「有識者会議」で「九九・九九%除去」は、了承されたということだったが、事実は違っていた。検討対象になった論文(−略−)は、有識者会議の委員の一人である大迫政浩(おおさかまさひろ)環境研究所資源循環廃棄物センター長が提出したが、放射性物質の除去がテーマではなかった。論題は、「都市ごみ焼却施設から排出されるPM2.5等微小粒子の挙動」であり、喘息の要因とされた「PM2.5」という微粒子がバグで「九九・九九%除去できた」という報告である。「九九・九九%除去」は、この記述が一人歩きしていたことが分かった。」
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「広島で被爆した禎子さんの絵本を放射能に曝される子どもたちと読む」 下「」引用。
「二○年近く前、制作に携わった『さだ子と千羽づる』を、こんな状況で読む日がくるとは。いまは同書の朗読活動と同時に、鍼灸師として放射能汚染の問題に取り組む。−略−湯浅さんは「禎子さんの話は同じ子どもとして身近に感じるし、放射能についても子どもなりに理解してくれるので、この絵本はとてもいい」と話す。その反面「こんな状況で読まなくてはならないのがすごくくやしい悲しい」とやりきれない思いだ。−略−」
もくじ
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平井康嗣・編/金曜日2011年
「「エネルギーシフト」を骨抜きにする人事案 枝野経産大臣は官僚“操り人形”か」 下「」引用。
「学習能力のない枝野大臣は、自らが再生可能エネルギーの拡大を阻む存在になっていることにまったく無自覚のようだ。−略−」
東電からカネもらっていたら、当然の行為では?

「「自主的」避難者の経済的困窮を妨げ 環境団体などが政府と東電に署名提出」 下「」引用。
「また、東電都内に「自主的」避難をした主婦は、「事故後、子どもが大量の鼻血を何度か出し、これでは被曝から守ることはできないと思って避難を選択した。家のローンも残っているが、子どもの命には代えられない。避難の必要経費は国と東電が支払うべきだ」と強調した。」
「「事故になれば福島の比ではない」もんじゅ研究者が指摘」 下「」引用。
「−略−そうなれば福島どころではない事態になる。琵琶湖も汚染され関西はだれも住めない」と、その危険性を説明した。
もんじゅの「売り」は「新たな燃料を生み出す増殖」だ。しかし小林さんは「増殖は倍増時間「別の原子炉一基を動かせる燃料を生むのに必要な時間、再処理のロス率や、燃料加工、新たな燃料装荷にかかる年数による。現在でもロス率が五・七%。仮に五%でも倍増は九○年かかる。新たな燃料を生むなど夢のまた夢で、世界のどこでも実用化されていない」と指摘した。
高速増殖炉「もんじゅ」には現在、維持費だけで年二三三億円かかっている。稼働できる見通しが立っていないにもかかわらず政府が存続に固執する理由について小林さんは「使用済み燃料の行き先がない」ことに加え、「核武装しやすいから」と指摘した。」
もくじ「チェルノブイリは警告する ロシア人小児腫瘍科医が発表」 下「」引用。
「低線量内部被曝と遺伝
チェルノブイリ原発事故による被曝・健康データをもっとも持っているロシア連邦立小児血液・腫瘍・免疫研究センター。そのセンター長ら子どもへの被曝を研究している医師たちが来日し、福島の子どもたちの健康を考える上で重要な報告していったのである。−略−」
「事故除染作業員の子どもの染色体の異常」 下「」引用。
「ウクライナの私たちの同僚は次の条件にあてはまる家族を比較研究した。1. 父親が原発事故の処理に直接関わり約一○○○ミリシーベルトの被曝を受けた。2. 母親は被曝していない。3. 子どもは二人いて、事後前と事故後に生れている。
こういう家族と被曝を受けていない家族を比較したところ、さまざまな細胞障害が、事故後に生れた子どもに出ているということがわかる 。一般の子どもに比べて五・六倍ほど染色体異常を来している。その染色体異常によって、さまざまな病気が生れているという。しかし、その直接的な因果関係についてはまだ証明されていない」(−略−)
事故前には先天的奇形と染色体異常について七種類のチェックしかしていなかった。事故後に一○七種類のチェックをするようになった。このことから、教授は奇形と染色体異常に関するデータは比較データであって、相対的なものとしている。
一方、日本の放射線医学総合研究所の島田義也氏は、父親の放射線被曝による子どもへの影響は見当たらないと当日発表している。ロシアは被曝遺伝の可能性を排除しておらず、日本とは立場を異にする。」
「フクシマ症候群への備えを」中川原章(千葉がんセンター長)に聞く。下「」引用。
「−略−活性酸素は通常でも出てきますが、出過ぎると正常以上に脂質やタンクパク質など細胞を傷つけます。これがフリーラジカルです。
ルミャンツェフ氏の仮説ではフリーラジカルがホルモンバランスを崩してストレスに過敏に反応すると言っています。彼の講演では具体的なデータは紹介されませんでしたが、測定データが入った論文は私の手元にあり、日本語に翻訳している最中です。
福島の子どもたちのフリーラジカルを抑えるためには、クリーンな空気、水、土地が必要です。ビタミンなどを日常生活できちっととる。それで足りなければサプリメントで補充する。煙草は吸わない。放射性セシウムは完全には排出できませんが、若いときから日常の生活習慣でこれらやればがんを含む生活習慣病の予防につながります。これを学校で教育するなど広く普及させることが大事です。
被曝が心身に複合的な症状を出すチェルノブイリシンドローム(症候群)は彼が最初に言い出しました。彼は「福島でも“フクシマ症候群”が起こるのではないか」と心配しています。小児がんの潜伏期間は短いのですが、大人のがんの潜伏期間は長い。ロシアでは甲状腺がんは終わりましたが、これから数十年後に新しい症状が出るのではないかと彼は懸念しています。
その彼らのセンターが持っている二五年間のデータを日本にすべて提供し、ともに解析していこうと言っています。
放射能汚染のターゲットは子どもです。私も小児がんの治療と研究をしている者として責任を感じて、今回、ルミャンツェフ氏をお呼びしました。
福島で甲状腺がんが出るか出ないのかまだわかりません。しかし出る可能性があるならば、対策をとらなければならないはずです。」
index
index「中国電力・上関原発の今 ここは子孫に残す島」佐高信。下「」引用。
「東京電力・福島第一原発の事故を受けて建設が一時中止となっている中国電力・上原原発計画。豊かな海が広がる気仙説予定地の向かいにある祝島に評論家の佐高信(本誌編集委員)と平井康嗣編集長がむかった。−略−」
成人A。下「」引用。
「Aさんの息子の一人は上関町内の原発推進の中核といえるところで働いており、辛い日々を送っている。
木原の指摘するように「Aさん」としか書けないのである。」
【ペテン!?】「石原都知事の庶民への「黙れ」発言!! 放射能汚染がれき焼却処理の間違い」 下「」引用。
「「黙れ」で消せない汚染の不安
被災地のがれき処理をより困難にしているのは、放射能汚染が福島以外にも広がったことと、国や環境省の“お役所対応”にある。汚染がれきを全国に運べば、汚染が全国に広がるという懸念に環境省は、広域処理の方針を下ろさず、燃やす基準も示していない。その結果全国の自治体は、住民の不安に応えない環境省の提案に対し、ほとんどが受け容れ拒否を表明した。
一方、石原都知事は、「放射能ががんがん出て」いないと受け入れ発表しているが、規制基準が示されない中で「測ってなんでもない」と言っても、都民は安心できない。東京都の処理に抗議した三○○○人近い人に「黙れ」というのは、トップの責任放棄でしかない。−略−」
「バグフィルターで99.99%除去の嘘」 下「」引用。
「環境省の発表では、そのバグを用いれば、ガスや微細なチリ状の放射性物質を除去できるというのである。本当なのか? バグは、ダイオキシンの除去で注目を浴びたが、ダイオキシンも十分除去できず、破損やバイパス事故(−略−)で有名である。それがいつの間にか放射性物質まで「九九・九九%除去できる」という。
環境省は、非公開の「災害廃棄物安全評価検討会」(以下「有識者会議」で「九九・九九%除去」は、了承されたということだったが、事実は違っていた。検討対象になった論文(−略−)は、有識者会議の委員の一人である大迫政浩(おおさかまさひろ)環境研究所資源循環廃棄物センター長が提出したが、放射性物質の除去がテーマではなかった。論題は、「都市ごみ焼却施設から排出されるPM2.5等微小粒子の挙動」であり、喘息の要因とされた「PM2.5」という微粒子がバグで「九九・九九%除去できた」という報告である。「九九・九九%除去」は、この記述が一人歩きしていたことが分かった。」
index「広島で被爆した禎子さんの絵本を放射能に曝される子どもたちと読む」 下「」引用。
「二○年近く前、制作に携わった『さだ子と千羽づる』を、こんな状況で読む日がくるとは。いまは同書の朗読活動と同時に、鍼灸師として放射能汚染の問題に取り組む。−略−湯浅さんは「禎子さんの話は同じ子どもとして身近に感じるし、放射能についても子どもなりに理解してくれるので、この絵本はとてもいい」と話す。その反面「こんな状況で読まなくてはならないのがすごくくやしい悲しい」とやりきれない思いだ。−略−」
もくじ
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