磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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週刊金曜日 2011-6-10

2011年08月05日 | 読書日記など
『週刊金曜日 2011-6-10』
   平井靖嗣・編/金曜日2011年

特集名 放射能と食



地下原発議連が勉強会を再開 原発推進の火を絶やさない原子力村の驕り」20年ぶりに復活。下「」引用。

「勉強会では平沼会長が「主要な電力は原子力で」と気勢を上げ、鳩山前首相は名前だけ出して出席。民主党最高顧問である渡辺恒三衆議院議員は五月半ば、福島県選出議員として学校使用基準二○ミリシーベルトの見解を尋ねた際「最高顧問の立場上、個人的な見解は控えたい」(地元事務所)のことだったが、原発推進の立場は鮮明だ。-略-」

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測定結果公表とWHO非難。「「仏・放射能監視団体が測定結果公表」仏・放射能監視団体が測定結果公表」 下「」引用。

「フランスの放射能監視団体CRIIRADのシャレイロン研究所長は六月一日、東京都の日本記者クラブで記者会見し、五月二四日から三○日まで主に福島県で実施した放射線測定結果や日本の問題点などについて報告した。-略-
 そして「防護を徹底するには正確な放射線排出量を知らなければならない」と強調し、福島第一原発の状態がいまだに闇に包まれ、放射線量の厳密な数値が明らかにされていない状況に危惧を示した。
 また、CRIIRAD創設の経緯について、「チェルノブイリ事故の際にフランス当局が誤った情報を流したのがきっかけ。今回も、フランスの国家機関の情報には誤りがある。国家機関も真実を伝えているとはいえない。健康を守るべきWHO(世界保健機関)と原発推進のIAEA(国際原子力機関)の癒着を断ち切る必要がある」と指摘し、市民による独立観測機関の存在意義を訴えた。」

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「特集 放射能と食」 下「」引用。

「原発事故の長期化にともない、水や食品への汚染が広まっている。体内に取り込まれた放射性物質から被曝する「内部被曝」は、すでに始まっているのだ。「放射能による食の危機」はどこまで広がるのか。このような状況にあって、私たちはどうすればいいのだろうか。」 

「「基準値以下だから大丈夫」はウソ! 内部被曝をどう防ぐ?」矢ヶ崎克馬。下「」引用。

「被災地の風評被害も問題だ。しかし、かといって汚染を確認せず無防備に食べていい状況ではない。放射性物質は「まったく摂らない」ことがベストなのだ。」

「汚染を危惧することは決して「風評」ではない」 下「」引用。

「そもそも放射性物質はできる限り体内に留まって放射線を出し続け、まわりの細胞の遺伝子や染色体を損傷し続けます。ですから、外部被曝では低い線量とされていても体への影響は大きく、少量でも発がんに結びつく確率が高くなります。
 本誌でも以前に紹介しましたように-略-原爆や大気圏核実験と小児がんの死亡者数の増加には明らかな相関関係があります。また、感染症に罹患している人に対しては、放射性物質は即効的に免疫力を低下させ、命を奪うこともわかっています。-略-」

「安全な食べものなんてもうないから 子どもを守るために大人は食べて下さい」小出裕章。下「」引用。

「できるかぎり知恵を働かせて、子どもを守ってください。大人はあきらめて食べてください。」

妊婦さんなどは大人だけど、食べてほしくないですね。赤ちゃんのために……。

「今、消費者は何に気をつければいいか 放射能測定から見えるもの」鈴木千津子。下「」引用。

「原発事故三カ月たった最近の食品の計測では放射能の汚染は下げ止まりの傾向を示している。だが、到底油断できる状況にはないことを知らなければならない。-略-
 一方で、「福島産の野菜を食べましょう」と呼びかけている人々もいます。福島、茨城、千葉の中には汚染されていない野菜を作られている地域もありますが、汚染された食品を率先して食べる必要もありません。個人が食べることと、農家の方に対してしなければならないことは別です。汚染された野菜は東京電力と政府が責任をもって賠償すべきです。
 消費者に対して言えるのは、「なるべく事故を起こした原発から離れた場所で摂れたものを食べる。特に子どもたちには避けた方がいい」ということですね。」

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石原幹事長の攻撃! 下「」引用。

「そして、あの「鬼か悪魔のような冷酷な人物が都知事」(高嶋伸欣・琉球大学名誉教授)の二代目たる石原伸晃・自民党幹事長は今月二日、不信任案への賛成討論で「日本の電力の三割が原発によって賄われているのに、科学的検証もないままやみくもに原発を止めた」と攻撃し、菅降ろし作戦の「最大の理由の一つが原発問題にあることを“告白”した。」

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小沢一郎と渡辺恒三。下「」引用。

「二四日には、地元福島で原発を推進してきた渡辺恒三最高顧問と、電力業界との縁が深い小沢一郎元代表とが「合同誕生会」を開催した。」

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金子勝いわく。下「」引用。
「もともと福島第一原発の大事故は、金子勝・慶応義塾大学教授が指摘するように「財界中枢の東電、これにベッタリの経済産業省、長年政権を担当してきた自公といいう旧態依然とした権力が引き起こした大惨事」(-略-)が基本構造なのだが、この「旧態依然勢力」は問題を「管政権の不手際」に「矮小化しようとする意図が見える。」(-略-)
 だから金子氏は、不信任案政局の背景を推測する。菅首相は「自公や財界が一番手を突っ込まれたくないところに手を突っ込んだ。自公は事故の原因が自分たちにあることが明らかになってしまうと焦った。」それを電力業界との縁が深い小沢があおったのではないかと。-略-」

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