磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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原水爆禁止運動の原点

2008年04月11日 | 読書日記など
『原水爆禁止運動の原点』
   金子満広・著/新日本出版社1984年

どうも平和よりも、新しい支配者になろうと考えておられるとしかボクには思えませんでした。
原水禁運動の原点は表現されていなかったようにボクには思えます。
原水禁運動の原点ならば、この本を忘れてほしくありません。
杉並の女性史 --明日への水脈--



著者は当時、共産党中央委員会書記局長。

シニカルな論理を展開されます。

社党の現実路線を非難。
一理はあるが、だからといって、共産党などを正当化などできないとボクは思う。

--社会党・総評の「いかなる国の核実験反対」を非難。下「」引用。

「当時、原水協としてはこれに妥協し賛成の態度をとったのです。これが右翼的な追随的なものであることはいうまでもありません。」

どうして、そうなるのか?

やはり、中国などの平和勢力の核兵器は、問題ないというのだろうか?
むしろ、左翼的な追随を共産党はしていないのか?

最初に書いたが、共産主義(政治)から原水禁がはじまったというのこそ、間違いだろうとボクは思うが……。

著者は書く。下「」引用。

「本来、原水禁運動をプロパーしているのは原水禁運動の中核であるかのような錯覚をもつ人が出てきている。「中立」で「非政治的」だという考え方で、あたかも審判官のような考えをもつ人もいます。」

そして、『原爆神話』に近いものさえ展開させる。下「」引用。

「このように宮本議長は当時のべているわけではありますけれども、歴史の審判は、その九ヵ月後にくだりました。昭和二十年、一九四五年の八月十五日であります。
 そこで、私たちが見たものは、広島と長崎への原爆であります。」

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永井隆博士の場合は『神の摂理』であって、その意味は深い。
--彼は、原爆の被災さえ受難とし、幸福(天国)への道であるとした……。
そして、長崎の人たちには、その道を歩んでおられた方たちもおられたとも思う……。











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