『リトルボーイ、リトルガール』
内館牧子・著/日本テレビ放送網1989年
リトルボーイとは、広島の原爆のこと。そしてリトルガール(安芸女の生徒)をどうして並べたのか、理解できませんでした……。言葉の響きがよいだけだったのでしようか?
この本は脚本家の方が書かれています。
どうも、原爆をとりあげるのに対して、こんなことを書かれいます。下「」引用。
「ウー、暗い。昔の話はパス!」
これでは、現代の女学生……。
情ない……。
昔のこともあまり理解されていないようです。
「白い夏服」というのは憧れだったようです。
戦中というのは、ロクな服もなかった。
「白い夏服」とは、その当時の女学生が、自分で縫う。
その生地は亡き父が母に贈った着物の生地だったりする……。
--非難されても仕方がない作品のようにも思えました。
愛国心を美化されているといわれても仕方がないでしょう。
何らの処理をして、平和マンガなどは書かれていますが、この本ではそのままで、讃美されているようです。
当時がそうだったのだから、それで仕方がないようともボクには思えますが……。
誤解を受けそうですね……。下「」引用。
「 世界ニ一ツノ神ノ国
日本ヨイ国 強イ国
世界ニカガヤクエライ国……」
唱和の声と、しゃくりあげる声の中で、百合子は煮えたつように願っていた。
兵隊さん、勝って下さい。
この子達にお腹いっぱい食べさせたい。
少女らしい服を着せたい。
それだけのためにでも、どうぞ日本軍、勝って下さい。
この日、少女達は5時間、防空壕に入っていた。」
神の国、強い国なのに、どうして防空壕に入っていないといけないのか?
こんな感情は戦後生れのボクも持ちましたね……。戦争以外で……。
ピンク・フロイドの「The Wall」の世界だとボクは思っていました。
↓がGoodbye Blue Sky by Pink Floyd
壁をつくっている人たち……。人間性を失っている人たち……。
「リトル・ガール」という言葉にあわい夢をもつ当時の女学生。
しかし、そのあわい夢、人生、命を奪ったのは、「リトルボーイ」……。
いろいろと割り切れない箇所が多かった本です。
Index
内館牧子・著/日本テレビ放送網1989年
リトルボーイとは、広島の原爆のこと。そしてリトルガール(安芸女の生徒)をどうして並べたのか、理解できませんでした……。言葉の響きがよいだけだったのでしようか?
この本は脚本家の方が書かれています。
どうも、原爆をとりあげるのに対して、こんなことを書かれいます。下「」引用。
「ウー、暗い。昔の話はパス!」
これでは、現代の女学生……。
情ない……。
昔のこともあまり理解されていないようです。
「白い夏服」というのは憧れだったようです。
戦中というのは、ロクな服もなかった。
「白い夏服」とは、その当時の女学生が、自分で縫う。
その生地は亡き父が母に贈った着物の生地だったりする……。
--非難されても仕方がない作品のようにも思えました。
愛国心を美化されているといわれても仕方がないでしょう。
何らの処理をして、平和マンガなどは書かれていますが、この本ではそのままで、讃美されているようです。
当時がそうだったのだから、それで仕方がないようともボクには思えますが……。
誤解を受けそうですね……。下「」引用。
「 世界ニ一ツノ神ノ国
日本ヨイ国 強イ国
世界ニカガヤクエライ国……」
唱和の声と、しゃくりあげる声の中で、百合子は煮えたつように願っていた。
兵隊さん、勝って下さい。
この子達にお腹いっぱい食べさせたい。
少女らしい服を着せたい。
それだけのためにでも、どうぞ日本軍、勝って下さい。
この日、少女達は5時間、防空壕に入っていた。」
神の国、強い国なのに、どうして防空壕に入っていないといけないのか?
こんな感情は戦後生れのボクも持ちましたね……。戦争以外で……。
ピンク・フロイドの「The Wall」の世界だとボクは思っていました。
↓がGoodbye Blue Sky by Pink Floyd
壁をつくっている人たち……。人間性を失っている人たち……。
「リトル・ガール」という言葉にあわい夢をもつ当時の女学生。
しかし、そのあわい夢、人生、命を奪ったのは、「リトルボーイ」……。
いろいろと割り切れない箇所が多かった本です。
Index