磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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グローバル時代の平和学2 いま戦争を問う

2006年10月03日 | 読書日記など
『グローバル時代の平和学2
  いま戦争を問う●平和学の安全保障論』
      磯村早苗+山田康博・編/法律文化社2004年



この本を読んで思ったのは、
「戦争は差別の究極のかたち」
といわれることと、
病気に似ていると思いました。

一度、戦争なり紛争がおこれば、
それを止めるのは大変な労力や巨費が
必要ですが、予防はそれに比べて、
労力も経済的負担も少なくすみそうです。


まず、世界はより危険になっていますが、
ヨーロッパなどでは戦争じたいは激減しているのだと、
この本で再度認識しました。

激減した理由は、予防外交と平和構築としています。
引用します。

「予防外交も平和構築も、新手の国際平和創造の手段である。せっせと国際規範を普及させ国内秩序の変革によって平和的国際秩序を築き上げようとする。予防外交と平和構築は、国際政治上、特筆すべき新しい現象であろう。」

ルワンダでは三カ月間で八○万人が虐殺されたが、
これを救うためには、どうしたらよかったか。
このことを想定していけば、とても全員を救うこと
できないということが、私にでも理解できます。

そこで、大切なことは予防だと思います。
本書では以下のように書かれています。

「米政府が一万五○○○人という最大規模の米軍を送ったとしても、せいぜい一二万五○○○人のツチ(土の死者全体の二五%)を救助できた程度であったという。」

レーガンの軍拡路線では、核弾頭生産工場をフル稼働させたため、
老朽化された工場のひびが入り、大地と人体を汚染したと書かれてあります。


【磯野鱧男の感想】
国民保護という観点で、核兵器も被爆都市では考えられるそうです。

これも、また予防措置しか、本当には効果がないと思います。
つまり、平和の道しかないと思います。

戦争は減っているかもしれませんが、
テロは増えていますね。

これも、原因は差別ですね。
差別をしている側は差別を
していることがわからない。

小学校の教室と同じ、
とほほほ……なことですね。








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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんばんは。失礼します (imacoco)
2006-10-03 20:19:08
究極は、権力者が幾ら国民を煽り立て戦争へ導こうとしても 市民の意識に曇りがなく毅然としていれば 戦争は起こさせずに 済むと云う事でしょうね。
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コメントありがとうございます。m(_ _)m (磯野鱧男)
2006-10-03 21:33:06
ぼくは、ジョン&ヨーコのファンです。



同じ人間と思っていたら、戦争は起せないでしょう?



鬼畜米英! アメリカ人は日本人を【猿】でしたね。



市民の意識を覚醒させて戦争をさせる人たちも幾人もいましたね。



それが歴史ではないでしょうか?



意識の問題ではないとボクは思います。



といっても、ボクの書いている意識は、医学的にとらえています。



哲学的な意味での意識ではありません。哲学では、曇りなき意識と戦争の関連は今まで考えたことがありません。



健康的じゃないという意味での曇りならば、やはり戦争を起すような人たちの意識は曇りがあると思います。



でも、曇があるから、文学や芸術も生れるような気もします。



すみません。今まで考えたこともありませんので……。m(_ _)m

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