ラヂオアクティヴィティ[Ra.] 第二部・国境なき恐怖 143国際観光都市・京都 「アメリカなんて、その遺伝子操作という無茶なことをして、沢山つくれて大儲けできるからと、環境にどのような影響を与えるか、人にどのような影響を与えるかなんて、いい加減にしか調査していないのよね」 「アメリカは唯一の超大国というより、唯一のお馬鹿だね」 と、イワンは大笑い。 「人類を救うだの、食糧危機を助けるだのという題目を唱えていたのに、そういう人たちに送ることは、その人たちはしないわねえー」 「京野菜は、何代にも渡り、研鑽に研鑽を重ねたものです。いい野菜をどうやったら、造れるかの研究の結果がこれです。他にもいろいろあるのですよ。京野菜。みんな、京都にいるときに、お漬物とかいろいろありますし、食べて下さいよ」 「遺伝子操作って、そんなに悪いことなの。でも、害虫に食べられなくなるとか良い面もあるのでしょう」 「害虫が食べたら死んでしまうなんて、そんな怖い物は食べたくないよ」 あきれている博士。 「そりゃ、そうだなあー」と勇気。 お店の仕事を終えて、十五代目さんがやってくる。 「お座敷で、舞妓さんの踊りを見てもらいますよ」 「わあー、やった、やった」 百年はたっているだろう、そんな京都の町屋に入っていく。 「よう、おこしぃ~」 と、出迎えてくれる。 十五代目さんが、 「お世話になります」 と頭をさげている。 勇気もまねて 「こんちには、お世話になります」 と偉そうに話した。 マイクは 「こんにわでござる。かたじけない」 と、さきほど覚えた日本語を使用している。 「よう、おこしぃ~。アメリカさんから来はったお方ですね。マイクさんね」 勇気に通訳してもらって、マイク「そうです」。 女将さんは、急に英語で話しだした。 「何だ、英語話せるのですね」 座敷に入ると、きれいな日本庭園が見える。 日本庭園、その技術も、他国の人に誇ることができる日本の文化の一つだろう。
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アンゼラスの鐘の投稿にTBいただきありがとうございました。
遺伝子組み換えについても当然、疑問を持っていて、(実質的同等なんて!?)反対の立場で、私たちの生協でもGMナタネの自生調査やNONーGM表示の豆腐の遺伝子調査など行っています。
課題が山積み!!
市民レベルでも連帯の必要性を日々感じています。今後ともよろしくお願いいたします。
原爆関連のことに力をいれようとして、遺伝子操作のことは忘れていました。
何かあったら、適当な場所でけっこうですから、TBなどしていただくと有り難いです。
コメントありがとうございました。m(_ _)m