磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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週刊朝日 2011-4-15

2011年08月08日 | 読書日記など
『週刊朝日 2011-4-15』
   河畠大四・編/朝日新聞社2011年

原発復興利権……。
外国だけでなく、原発をつくった企業も……。
企業だって、「原発神話」に加担して、国民を騙したことも、なかったようなメディア。



「福島原発「最終処理」まで30年のデス・ロード 手ぐすね引いて待つ「原発復興利権」」 下「」引用。

「放射能漏れが続く福島第一原子力発電所は、たとえ炉心を冷やせたとしても、大量の汚染水と放射能まみれの残骸の処理に最低でも20~30年かかることが分かってきた。国家的な大事業となる可能性が高く、巨額の「原発利権」を目当てに国内はもちろん、米国やフランスからも関係企業や機関が乗り込んできている。」

京大原子炉実験所の小出裕章助教。下「」引用。

「消防車でどれだけ水を入れても圧力容器内の水位が上がってこないのは、明らかに容器の密閉性が失われているからです。こんな状態でたとえ冷却システムが動かせたとして、果たして機能するのかどうか。冷却に失敗すると、溶けた燃料が圧力容器の底から出てくるおそれがあります。そうなると、さらに高濃度の放射性物質が出る」

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「緊急連載3 原発破局を阻止せよ!」広瀬隆。下「」引用。

「地震と津波による全電源喪失から3週間たっても、福島第一原発の事故は収束の希望がありません。
 放射性物質の放出は止まらず、報道によると現地から南に40キロ離れた地点で3月30にちに採取した海水から、基準に濃度の約2倍の放射性ヨウ素が検出されました。先週号に書いたとおり、生態系の「食物連鎖」の中で放射性物質の体内濃縮が始まっています。
 汚染が広がり、体内被曝が起きる。がんの発生段階で言うと、潜伏期に入ったということです。チェルノブイリ原発事故の後、ある雑誌に、私はこう書きました。「これから何が起きるか、まだ誰も気づいていない。がんの潜伏期間が始まった」。20年後の被害者は実に700万人に達しました。それとまったく同じことが日本で進行しているのです。いまだにメディアを通して安全論がふりまかれていますが、5年、10年たって大量のがん患者が出てきてからでは手遅れです。今まさしくその時期に突入してしまったのです。-略-」

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「スクープ! 4号機内で社員2人の遺体を発見 「福島原発避難民」ルポ」 下「」引用。

「3・11以来行方不明だった、福島第一原発で作業中の東京電力社員2人が3月30日、遺体で発見されていたことを本誌はつかんだ。だが、東京電力はすぐにこにの事実を公表しなかった。一方で、周辺住民たちはわが家に帰ることもできず、行方不明の近親者を捜すこともできない。いつ終わるともしれない闘いが続いている。」

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「県内にいた方が差別されずにすむ」
県外にも、差別がよくないものと理解している人たちもいますね。原発は差別なくして動作しない施設です。差別は福島にもあります。でも、親しい人たちなら、しないでしようね……。

「生き残った児童はたった3割の大川小学校で何が生死を分けたのか」

「やっぱりズブズブの関係だった!! 東電と経産省の呆れた蜜月ぶり」 下「」引用。

西山氏に限らず経産省キャリアは、推進役(エネ庁)と規制役(保安院)の部署を行き来することが少なくない。それだけに、東電を筆頭とする電力業界と“癒着”、いやむしろズブズブの“黒い蜜月関係”にあるというのも安易に想像できる話だろう。-
「東電は経産省からの天下りのみならず、幹部の子どもまで縁故でどんどん入社させる。元エネ庁長官の娘は東電に入社した後、寿退社し、今度は経産省スタッフとして働いていましたよ」-略-
 経産省では「原発反対」を公言すると、原子力関係の部署に移動させられるという、信じがたいジンクスまであった。“オルグ”で賛成派に改悛させるというのだ。「実際、それで東大工学部卒のキャリア技官が、エネ庁の異動になったこともあった。上司が『うちの役所は怖い。原発反対と言った○○さんも○○さんも飛ばされたらしい』と言っているのを聞き、噂は本当だったんだとゾッとしました」(エネ庁関係者)」

「神田うののパパは“原発官僚”義援金1千万円は「罪滅ぼし」か」 下「」引用。

「そのプログによると、〈第二弾、第三弾と、また自分に出来る事を、していきたいと思っております〉
 とのこと。」







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