磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

鱧男の小説などをUP。環境問題に戦争・原発を!環境問題解決に民主主義は不可欠!

隠して核武装する日本

2008年06月03日 | 読書日記など
『隠して核武装する日本』
   槌田敦、藤田祐幸、他(著)/
     核開発に反対する会(編)/影書房2007年

日本が平和憲法をもっているからといって、それに従って政治家が働いてきたとは、まったく言えない。
--悲しいことに、これが日本の現実です。

そして、土下座外交などというけれど、土下座のようなことをしなければいけないのは誰のため?
--いやなことは他者にやらせ、呑気に核兵器保有をいう、お殿様のような政治家……。また、二世、三世……。



帯に書かれてあります。下「」引用。

「・危ないのは「北(朝鮮)の核」より「日本の核」!
・日本はすでに軍用(兵器級)プルトニウムを保有している!
・アメリカは日本の核武装に許すのか?
・「ヒバク国・日本」が戦後まもなく核武装準備? こんなに揃った証拠の数々
・「科学技術庁」は始めから核開発のための組織だった?!
・日本は戦時中も原爆開発していた!
・ミサイル防衛って、誰から誰を守るの?
・右派の提起する「日本核武装論」とは……?」

「「核武装」推進議員が増加
自民党国会議員が九○人が容認
「核武装」推進議員が増加」というタイトル!

しかし、改憲派のなかには、まだまだいるだろうという……。

■核武装の検討を容認する国会議員リスト■がありました。
テレビなどマスコミでみかける政治家では。
【自民】小池百合子、松島みどり、安倍晋三、石破茂、鳩山邦夫、麻生太郎、他
【民主】前原誠司、蓮舫(国際情勢次第)、他。

皮肉なことだという。下「」引用。

「ところが原水禁運動は、従来からの政府見解である核兵器合憲論をそのまま放置し、もっぱら、外国の核につて「核兵器は恐ろしい」と言うばかりだった。
 しかし、恐ろしい核兵器、残酷兵器だからこそ自衛のための武器、つまり反撃できる兵器になる。皮肉なことに、原水禁運動で「核兵器は恐ろしい」と言えば言うほど、世界に自衛のための核兵器が拡散していくことになったのである。」

本当に恐ろしいものを恐ろしいといって悪くないとも思う。
--むしろ、恐喝、恫喝に使えると思う野蛮人が政治家をやっているとは……。

これは高木仁三郎さんも書かれていたと思います。下「」引用。

「鳴り物入りで宣伝された「平和のための日本最初の原発」は最初からウソだったのである。」

もくじ

フランスの核開発。下「」引用。

「フランスは、この高速炉から得た軍用プルトニウムを用いて、ムルロア環礁で核実験をした。この核実験は、濃縮立が九八%という高品質の軍用プルトニウムを用いており、アメリカの所有する原爆(農書区立九六%)よりも高性能であったから、アメリカ・エネルギー賞はこの核実験に立ち会った。イギリスとドイツはこの核実験の完全データを入手した。この核実験は白人諸国の連合実験だったのである。フランスは、この超軍用プルトニウムで、原爆をすでに四○○発製造したという。」

そして、日本の核兵器に関しての記事……。下「」引用。

「イギリスの「サンデータイムズ」(九四年一月三○日)は、「日本は核兵器製造に必要なすべての部品をすでに保有しているうえ、さらに濃縮プルトニウムを組み込むだけで完成する爆弾を製造した可能性がある」というイギリス国防省の秘密報告書を報道した。」

日本は今とまっているという。下「」引用。

「東海再処理工場が一九九七年に火災事故を起こしたため、建設を中断することになった。それ以来現在まで、日本の軍用プルトニウム製造計画はまったく止まってしまったのである。」

そして、もんじゅが動きだせば……。下「」引用。

「そして、もんじゅが正常に運転されれば、濃縮率九八%の超軍用プルトニウムを毎年六二キログラム生産できる(「核開発に反対する物理研究所の会」あての旧動燃の回答、九四年一一月四日)。」

「もんじゅの目的は増殖ではなく、軍用プルトニウムの製造」というタイトルがありました。

2006年8月6日、TBSテレビ「ザ・スクープ」スペシャル版、「幻の原爆開発計画」。
「ニ号研究」についてとりあげていたという。

また、日本は手を貸しているという。下「」引用。

「原子力資料情報室とグリーンピースは、一九九一年に大宮市でプルトニウムに関する国際会議を開いた。ここでイギリスの研究者ロウリーが、日本の原発で作ったプルトニウムでイギリスとアメリカが原爆を作っていると指摘した。これについて原子力資料情報室は何の対応もしなかった。」








index

INDEX

INDEX





エンタメ@BlogRanking


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。