磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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042 男が女で、女が男でござるのか

2007年12月19日 | ライト小説
あかねさんシリーズ002
男が女de女が男


二章、異次元はオカマさんワールド!




042 男が女で、女が男でござるのか


「その通りでござる。女性だからといってやさしいわけでもないでござるよ。ところで、話はもどって羊のドリーなんてものが、ずっと前に複写されたでござるよ。人間ではまだでございるが……」

「そうか、でっ、心配している人たちがいるというわけか。それは科学的に成立しないね。遺伝子というのは、たんぱく質合成の、まあ言えばプログラムされているに過ぎないから、人間では大きな違いはないはずだよ」

「わたしも、そう考えておるでござるよ」

「そうかー、似ているところもある社会なのだなあー。ところで、この世界を見学して帰りたいから、すぐにはマシーンを修理する必要はないぞ」
と、茜は命令口調でいう。

「あっ、はい」

強引なところは、どちらの茜も同じだなあーと思う。

オカネスキーが出ていっても、茜はテレビを見ていた。

「男が女で、女が男のようだ……」
と、茜はぶつぶつとつぶやいている……。

「男が女のようにしている。これは国会か!」
茜の世界では日本では男性議員はほとんどいない。

そして、こっちの世界は女性議員はほとんどいない。

他国では、このことをとって、性差別をしているという……。
--どちらにしても、この国に差別はあるわけだなあーと、政治家の態度を見ながら納得している……。

傲慢な態度、鈍感力ばかりが目につく与党!
--傲慢かまして悪いとですか?
大人なら、悪いに決まっていると理性と教養があるなら理解できるはず……。

相手をどうかして、倒したいばかりの野党!
--差別と逆差別の闘いだと茜は思ってみている。
論理の展開などありゃしないのに、あきれてしまっている。

オカネスキーがお茶を煎れてはいってきた。

「男ばかりじゃないか」

「男ばかり……。もしかしたら、あなたの世界では国会議員は女ばかりなのですか」

「そのとおりだ。男が政治に口を出すなという封建的な老女がいるくらいだ」

「そうなのか、男が女で、女が男でござるのか……。な~るほどっ!」

「しかし、やはりこの国では、与党にも野党にも、どちらにも女性がほとんどいない!」

「差別を格差といって、ごまかすアホさかげん……。マスコミも癒着しきっているでござるよ! 私の祖国は貧乏でも自殺者の数もホームレスの数も日本よりずっと少ないでござるよ」

「政治家に国民愛があるというわけだ……」

「そうでござるよ!」

「愛国心など強要しないだろう……」

「当たり前でござるよ!」

「♪love is real……」

「ジョン・レノンの歌でござるなあー」

「いや、わたしの世界では、ヨーコ・オノだ! まあ、二人で一つか……」

「愛はそうでござるなあー……」







閑話休題

けっこう、国が裁判で

負けていますね……。

それでも、誤魔化そうとしてるとしか

思えない……。

これでは、新しい問題にも、

対応できる国づくりはされていない

ことを証明している

ようなものではないでしょうか?


ジョン・レノンの『love』













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