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記者クラブ崩壊-新聞・テレビとの200日戦争-

2010年09月15日 | 読書日記など
『記者クラブ崩壊-新聞・テレビとの200日戦争- 小学館101新書 076』
   上杉隆・著/小学館2010年

表紙の裏に書かれてあります。下「」引用。

「新聞・テレビが、国民から「知る権利」を奪っている。官僚による情報操作、各社横並びの報道談合、海外メディアの日本撤退、すべての根源は「記者クラブ」だった!
鳩山政権公約「記者会見オープン化」に抵抗する記者クラブと、筆者は戦ってきた。その200日間の軌跡を通じて、官僚と大マスコミが一体化した「官僚複合体」の正体を明らかにし、世論を喚起する一冊。」



「カルテルは、法律違反」ソフトバンクの孫正義社長。

大ニュースを報道しなかった大手メディア。下「」引用。

「2人(小沢一郎、鳩山由紀夫)とも「民主党が政権を取ったら、会見を記者クラブ以外にも開放する」と公言しました。」

岡田会見ボイコットしようとした大手メディア記者。下「」引用。

「-略-岡田大臣の判断で、事前登録すればクラブ以外のジャーナリストも会見できるようにした。それで9月29日の会見からも私も出席したんですが、一部の記者は“こんな横暴が許されるのか”と、直前まで会見をボイコットしようとしたんです。世界では権力側が記者会見をオープンにすることを嫌がるのに、日本ではマスコミが嫌がるという不思議な現象が起こっている(笑)。」

セキュリティーでも、一番危険な日本。下「」引用。

「実は世界中で最も危険な記者会見を開いているのは日本です。なぜなら、世界では記者会見の主催権は権力者側が持ち、逮捕歴がないかどうか、テロリストへの協力歴がないかどうかなどについて権力側が一人ひとりの記者のチェックする。ところが、日本の場合、個人に対するチェックはなくて、社ごとにパスを支給する。つまり、セキュリティーのチェックを国家が民間の報道機関に丸投げしてしまっている。」

ニューヨーク・タイムズがキシャクラブ特集。

東京地検のリーク情報のみ。下「」引用。

「記者クラブによるほとんどの報道が検察のリーク情報に乗るだけで、検察の立場とは明確に一線を画し、なぜこの時期に検察は民主党代表の小沢氏をターゲットにしているのか、自民党の政治家は法律上問題のある献金を受けていないのか、といった視点から独自の取材、分析を行なうメディアはなかったように思います。」

唯一の国、一番癒着社会=日本? 下「」引用。

「上杉 権力側が記者会見をオープンにして情報公開しようと言っているのに、ジャーナリスト側が反対する、というのは世界では日本だけで、極め珍しいからです。記者会見のオープン化という世界では当たり前のことをやらなと、日本全体の情報発信という見地からもマイナスです。-略-
 実際、09年に入ってから、記者クラブの壁に阻まれて取材がりくにいというのも理由で、海外メディアが日本から次々と撤退ないし縮小しているんです。」

「記者室の無償使用は「憲法違反」の疑い」
--「中央官庁だけで年間13億円超の便宜供与」 下「」引用。

「さてそれでは、記者クラブが払わずに済んでいる「家賃」はいくらになるのか。-略-
 その総額は、中央官庁だけで年間約12億6268万円にも上ることが判明した(預託金を含む。財務省・国税庁の記者室については岩瀬氏のデータを参照)」

花岡信昭(元産経新聞政治部長)が記者クラブ制度批判に徹底反論。
……反論になっているのか? ボクには理解できなかった。

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上杉を使うな!
……著者を地上波では見なくなりましたね……。

平野官房長官が裏切ったという……。







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