磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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動燃・核燃・2000年

2011年07月18日 | 読書日記など
『動燃・核燃・2000年』
   清水修二、他・編/リベルタ出版1998年

新潟での住民投票は反原発……。下「」引用。

「翌九六年八月四日、新潟県巻町で原発建設の是非を問う住民投票が行なわれ、建設に反対する票が全有権者の過半数に及んだ。」



三県知事……。下「」引用。

「「もんじゅ」の事故があってから間もない九六年一月二三日、福井・新潟・福島の三県知事が連名で総理大臣に「提言」を行なった。軽水炉でプルトニウムを核燃料として使用する「プルサーマル」の申し入れを受けている三県は、「高速増殖炉を中核とする核燃料リサイクルの今後のあり方など原子力政策の基本的な方向について」再検討を行なうべきであるとし、原子力開発長期計画(原子力長期計画)の見直しを含めた議論と国民的合意形成が図られないかぎりプルサーマル計画の受け入れは認めない意向である。原発を誘致した自治体の長がここまで態度を硬化させるのは、これまでになかったことである。」

「東海再処理工場爆発事故」 下「」引用。

「一一時○八分、アスファルト固化処理施設内の作業員二三名全員の避難終了。一一時二○分頃、退避範囲を拡大し、三六名の作業員と四名の消防署員の退避を指示したが、他の職員の多くは事故そのものを知らされず、夕方帰宅したのちにテレビで知ったという。一二時○○分、県の問い合わせに、動燃は放射能漏れはないと ウソの報告。一七時二○分頃、アスファルト固化施設屋上に退避していた二人をクレーンで救出。そして、……」

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中曽根と動燃誕生。下「」引用。

「動燃の発足は一九六七年であるが、それに先だって国会では、原子力開発体制にかんして、これまでにい集中的な論議が行われた。当時の科技庁長官佐藤栄作氏の指揮のもと、衆議院に中曽根康弘氏を中心とする小委員会が設けられ、原研の役割評価からはじまり、今後の動力炉開発のありかたなどが論じられた。動燃の創設は、その意味で日本の原子力開発の歴史の一時期を画する事件であった。」

核兵器級のプルトニウムをつくりだす高速増殖炉。

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「福島県にみる「地域振興」の実態」 下「」引用。

「ここで福島県の様子を簡単に見ておきたい(数字は政策科学研究所『福島県双葉地方の地域振興に関する調査』一九九四年、による)。福島県の浜通り電源地帯(双葉郡)には一○基の原発と四基の火発があり、いずれも東京電力の発電所である。二五年四カ月にわたって総事業費二兆一六六七億円、月平均にして実に七一・三億円の資本投下がここで行われた。その結果、この地域の経済構造は大転換を経験することになる。」

「超豪華な温水プール計画」 下「」引用。

「町は、3号機の電源三方交付金事業として町民プールを予定し、通産省に申請するため(財)電源地域振興センターに事業費の試算を依頼した。その結果、総事業費二一億円の計画となった。一方、議会は先進地調査をし、五~八億円程度の温水プールを視察検討していた。二一億円の温水プールには町民の反発もつよく、議会は超豪華プールそのものが必要かと議論し、九七年度の設計業務委託はストップになっている。」

ゼネコンの利益にため……。下「」引用。

「電源地域振興センターは、もっぱらゼネコンの利益たのめに、不釣り合いで豪華な施設を押しつけているとしか考えられない。そのうえ町民には、法外な維持管理費の負担が待っている。」

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「東アジアにおける原子力発電所の急増 日本周辺は世界一の原発密集地域に」

「付録 第23回原子力発電問題全国シンポジウム福島アピール」










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