磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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キリスト者-原水爆世界と新しいキリスト者-第23号

2008年07月01日 | 読書日記など
『キリスト者-原水爆世界と新しいキリスト者-第23号』
   澄田健一郎・編/キリスト者発行所1959年

「アカになろう!」と呼びかけには笑いました。
ファシストになるよりは、ましかもしれない……。
しかし、新しいファシストに加担しないような理性も必要だろう……。



泉琉江は「世界の歴史の最初に原子爆弾の洗礼をうけ-略-」と書いている。
洗礼としたら、受けたのは当時のヒロシマやナガサキの人たち……。
--受洗してもイスカリオテのユダのような人物もいるかもしれない……。

聖パウロ大聖堂で……。下「」引用。

「八月七日、ロンドンで、ヒロシマ原爆投下十四周年を記念する行事が、聖パウロ大聖堂で行われ、「平和主義であろうとなかろうと、ヒロシマ・ナガサキに原子爆弾で落とされたあの恐ろしい出来事を、ふたたび、くりかえしてはならないことを保証するのは、世界中のキリスト者の任務である。キリスト者は、世界の国民に、和ぎをもたらすという責任があるのである」と、アピールしました。」

日本人ということで、ヒロシマの被爆者は加害責任まで背負われます。

クリスチャンは昔の映画の西部劇の保安官みたいですね。

この本が出たころは、加害責任ということは言われていなかったかもしれませんが……。

ニーメラーはヒトラーをチンピラにすぎないと語ったという。下「」引用。

「ドイツのニーメラー牧師たちもそうです。最近、--キリスト者は行動する--という副題で『暴力の失脚』という彼の講演集が、ほんやく、出版されました。ニーメラー牧師は、その中で、「その後の後継者たちにくらべれば、ヒトラーは、かけ出しのチンピラにすぎない」といっています。あの数百万を殺人ガス工場で殺し、あらゆる暴虐をほしいままにし、日本の帝国主義者と共に、第二次世界大戦で、六千万の人間を殺したヒトラーも、こんにち原水爆のボタンを押す人々からくらべれば、正に、かけ出しのチンピラにすぎないのです。」

下衆な野郎たちの赤狩りに似た言動……。
こんなものは民主主義の手法ではないだろう……。下「」引用。

「この大衆運動全体をアカよばわりしている権力者の側につく者がアカでない者と云うなら、私たちは喜んでアカになる。
 私は、この大会において、我々がキリスト者として利用されるならば、喜んで利用してもらいたい。過日、日本原水協理事長安井郁氏と出合った時、私は大体次のような話をしてくれた。」

・科学的にみていくこと、そして国際法的な道を検討し、現実的に努力する。
・確固たる精神的基礎が必要であり、宗教者の皆さんに期待する。

クリスチャンはデモぎらいだが、参加しようという呼びかけ。

「見過ごしの罪-牧師の声-」土合竹次郎・著
--良きサマリア人のたとえが書かれてあった……。

まあ、クリスチャンでもないボクですので……。
ですが、寛大なクリスチャンはお許しくださることでしょう。

しかし、あるイデオロギーの人たちなら、洗礼とは! と怒るでしょう。

--宗教の自由があり、それを批難する人たちの方がおかしい。
……一般の人たちに話しかけられたわけではない!

永井隆博士批判は考えられない、ひどいものであったとボクは思う!








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