磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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NHKスペシャル 原発解体-世界の現場は警告する

2009年11月19日 | 読書日記など
NHK G 2009年10月11日
NHKスペシャル

原発解体-世界の現場は警告する


大切なことですね。きちんと、見つめてほしいものです。

揚げ足取りなんかで、解決しないのですから……。

少しは責任感があるなら、こんな問題はクリアーしてから推進すべきだろう……。

このことを知らないで、賛否を語る資格はないのでは?

■ドイツ■

運転を停止して14年たっても原子炉からは強い放射能が……。



一年間あびてもいいといわれている量を30分で超えるという。

・今までつくられた原発  539基。
 閉鎖された 100基以上(日本4基)。



■日本■

日本でも2つの原発が解体されているという。
初のカメラ取材だという……。

--たちふさがるのは、放射能という目にみえない壁。

そして、そこで働くのは、我々とかわらぬ人間のようだ。



■ドイツ■

今まで15基の原発を解体してきたドイツ。

最先端の技術をつかっているが、思うように進んでいないという。

ドイツでも、われわれとかわらぬ人間が働いているようだ。



■イギリス■

廃棄物に苦しむイギリス。

巨額の税金をつっこまないとていけないという。

それは、どこの国も同じ。





■ふげん■

去年から解体がはじまっている。

絶対に放射性物質をもらさないでおこなうという。

特別の教育をうけた作業員だというが、指差し確認をわれわれと同様にしている……。

汚染物質は、地下に埋められるという……。

汚染された箇所が発見される……。

作業員は特別の防護服を着ることとなる。

予想外のこともあるようだ。



まわりには鉄骨があり、電動ノコは使用負荷。

アセチレンガスで溶断、ヒュームがでるという。

特別なマスクをつけることとなる。

そばで、10分ごとに計測する放射線管理員。



思い通りにいかない作業。

◆日本の政策◆

最初の文書には解体についての記述はない。
--考慮せずにつくられてきた……。あとまわしになっていたという。



◆問題◆

東海発電所では、原子炉の解体がはじまるという……。

原子炉は人が入ることはできないという。

ロボットを導入することにしたという。

ロボットの遠隔操作の訓練がされているという。

詳細な図面が必要だが、壁にぶつかる……。

必要な図面がないという!!! 



建設は、40年以上もまえで、保管義務のない書類もあるという……。

図面が出てきても、古くなって、数字などが読めない場合があるという。

青いコピーを複写しているから、読みづらいという。

ロボット操作がしづらいという。

無責任な発言……。



当時の技術者のところへ。



2年後にせまる東海村の原子炉の解体。

■ドイツ■
32基のち15基を閉鎖している。



ドイツでも、解体を予期してなかったという。

原子炉解体の取材(14年前に廃炉され原子炉)。

遠隔操作のロボットで解体しているという。

今も強い放射線をだし続けているという。

撮影は20分以内……。

--解体する場所ごとに、ロボットを発注。

つねに、モニターでチェックしながらの作業。

切断に使うのは、金属をまぜた水だという。

しかし、予想しない問題もおきているという。

計算上は離せるはずだったが……。

溶接の幅は20ミリ。実際は50ミリだったという。

溶接を分厚くすることで、安全に現場がしたという……。

図面があっても、実際と異なる場合もあるという。

期間は3倍もかかったという……。

すべての解体はできないと、わかったという。

解体は7年遅れ、費用は900→1300億円に。



ドイツの最先端の技術をつかってもこうであるという……。

◆大量の放射性物質の問題が残る◆

処分場反対のデモがおきている……。

【アッセ処分場】

安定している地質だと思われてたが、そうではなかったという。

処分場の壁はあちこちではがれていた……。



地下水も漏れ出してきていた……。

それでも、今も埋められたままだという。



ドイツ政府は10年間も公表してなかったという。

処分場のことを考えてなかった。

解決した国はない。ドイツでも問題は山積みのようだ……。

処分場なしで、解体が続いてる。

■イギリス■

もっとも、深刻なイギリス。



半世紀の間に、45基の原発をつくった。

25基が寿命で廃炉。

多額の税金を遣わないといけないという。

11兆円必要だといわれている……。

市民の間で問題意識が強くなってきている……。

なぜ費用がふくらんだのか?

発電所内に山積みされる廃棄物。それでも処分場がないので、さらに貯蔵所をつくったという。

その費用はおよそ30億円。すべて国民の税金。



経営ができなくなった企業。セラフィールド。

そして、国がかたがわりすることになり、3兆5千億円支出することになったという。

処分場の対策費もかかるという……。

ほとんどの自治体が拒否するなか、3つの自治体が声をあげる。

命や健康を金にかえる議員たち……。



--日本は10年遅れというのだから、すぐに、この問題がふりかかるのではないか?

■日本■







そして、廃棄物を減らすために、一般の製品にリサイクルしようとしているという。基準以下なら、原発の外に持ち出されるという……。

地元企業に持ち込む。ベンチやテーブルに加工しているという。一社のみがおこなっているという。



--それでも、世界各地で、原発は作られている……。

事故になれば、チェルノブイリのように世界各国に影響を与えるというのに……。

世界中に無責任で傲慢な独裁的な政治家や企業家、学者が蔓延している……。

今の現状では、IAEAがまともなら、原発も止めるべきだろう。

そして、この無責任な血税をつかった無責任な組織犯罪に、司法判断がくだされるべきである。

こんなことが常識にならないかぎり、まともな民主主義もないだろう……。

--「公害と原発のあるところに、民主主義はない」







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