磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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112 良い悪いより、酔い悪い

2008年02月27日 | ライト小説
あかねさんシリーズ002
男が女de女が男


五、テレビ・激突!




112 良い悪いより、酔い悪い


「お笑い番組だったのですか?」

鱒添は真面目にきく。

「見てください、司会は山田、山田邦子よ」

笑い声は増す。

「な~んだ。それなら、こんな番組にでるんじゃなかったわ。討論番組だと思うから、出たのよ」

テレビを見ているオカネスキーは、「男だから、すぐそんな情けないことをいうのでありんす! きちんと負けないでやんなさいでありんす!」と、いかっている。

「お笑い番組なら、わたし、次週から出ないわよ」と鱒添。

邦子がおどろいている。

「はは、いいですねえ~。来週から平和になる」
但馬は笑っている。

「じゃ、決めた。わたし、この番組、やめた。わたし大学教授なんですよ。お笑いやっているほど、余裕はないわ。研究したいこともたくさんあるのよ」

邦子は右肩の方に首をかたむけ、何度も肩を上げ下げする。

これは邦子が困ったときの仕草なのだ。

テレビカメラの後ろではディレクターがいう。
「鱒添さんで、視聴率が高いんだぞ。何を考えているんだ! 降ろすなら、但馬、但馬にしろ、但馬のかわりなら、いっぱいいるぞ。いばっていればいいんだからなあー!」

それを聞いた邦子はいう。
「ええっと、ディレクターから、鱒添さんには番組に出てほしい。但馬はいらないと言ってます。えっ!但馬は鱒添のおまけにしかすぎない。何と大胆な発言でしょうか」

こんなことまで、放送しているわ、茜はおどろいた。

「そうよね。こんな石頭、いっぱいどこにも、掃いて捨てるほどいるわ」
鱒添は勝ち誇っている。

「何をいっているんだ! これだから、テレビはおかしいと言われるんだ」
但馬はいった。

「それだから、われわれもテレビに出ているわけです」
邦子は頭を自らの右手で叩いて、にこっと笑う。

「そうだよ、そのとおり~だよ、ナハナハ沖縄!」
と、テレビの前の邦子ファン。

ものごとの良い悪いなど考えられずに、酒に呑まれて酔い悪い……。

暴力的な人たち……。フェシスト尺度のたかい人たちが好まれる社会。

全員そんな感じだと茜は思う。

そんな社会が平和をめざしているわけがない。

ひどい社会だわーと茜は思う。こんな社会、どんどんひどくなるわよ。







閑話休題

花粉症でのどがやられると、

気管支喘息にもなりやすい。

そんな話をききました。

アレルギーで死ぬことはないと、

気づいたらいわれていた。

もう40年近く花粉症。

でも、アナフィラキシーでは、

死ぬ場合もあるので

気をつけよう……。










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