磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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平和を考える浦安市平和ノート

2008年12月20日 | 読書日記など
『平和を考える浦安市平和ノート』
   浦安市総務部総務課・編/ぎょうせい・制作h2年

豪華なブックレットです。ちょうどバブルのころでしょうか……。内容よりもイメージ重視のものです。



非核平和都市宣言

世界1位と書かれてありました。下「」引用。

「1989年現在、日本のGNP(国民総生産)は世界第2位、対外純資産は3年連続で世界一位」

でも、このころから年金などには将来問題があると、すでに言われていたと思います。

手放しで喜べる状況ではなかったですが、浮かれている方たちが多かったと思います。

この本もどこが非核なのか、本当に問題意識をもっておられるのか疑問です。

こんなイメージアップにつなげようとすることに、税金が使われたのはアホらしいと思います。

そんなことよりも、戦争体験者の言葉を残す方が重要だったように思えます。下「」引用。

「ほんとに惨めよね。浦安にも落ちたのよ。爆弾が。田んぼにね…。当代島では防空壕に直撃したの見ましたよ。みんな死んでね、子供だったけどおっかなかった。いつ落ちるかわからないんだから…。
 学校行ってても、空襲警報が鳴ると家に飛んで帰る。サイレンが鳴ると家に飛んで帰る。サイレンが鳴るとドキドキしてね。いつ死ぬかわからないんだもの。」


戦争は子供だからと関係がないわけではなく、女性だから戦場に行かなくていいから関係がないということでもない。

人生において、ブランドがどうのこうの……。

そんなことはあまり重要なことではないのに、今も昔もそんなものに浮かれている、一目みて幸せそうな人がいるが、本当は長い歴史で見れば、情けない困った人となるのではないでしょうか?

イメージアップとしては役立つかもしれませんが……。

浦安市に住んでおられても、当時は他に住んでおられた方も書かれています。
東京都民として空襲を受け、家や親族を失う。
豊島区に“もやいの碑”建つ。
その付近を“平和の霊苑”と名付け。
アメリカ駐日大使のマンスフィールドも、その碑に名を刻んだという。

京都は文化都市だから、空襲がなかったという「神話」を信じておられる方もおられます。

京都に原爆を投下せよ ウォーナー伝説の真実


シベリア、広島、いろいろなことが書かれてありますが、ごくわずかです。

MIRVについて書かれてあります。下「」引用。

「また、1基のICBMに弾頭を複数装着して、それぞれ別の目標に落とすこともできます。これをMIRV(個別誘導複数目標弾頭)といい、これにより広い範囲を同時に攻撃できるようになりました。」

どうしてでしょう……。
今の単純な迎撃用ミサイルなんて、役立たないと論理でわかるじゃないですか?

バラバラになられたら、迎撃をそれぞれにできないと有効ではないはずです。

マスコミも、このような公人も何も語られないのが不思議ですね。








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