『原爆児童文学集23 ちちんぷいぷいとんでいけ』
小野和子・作/永井紗智子・絵/汐文社1985年
戦争中に難病にかかっているお兄さんが
おられた方を主人公にされています。
ぼくなら、このようなタイトルをつけなかったと
思います。
「かなしみよこんにちは、かなしみよありがとう」
という感じの作品です。
戦争中に病気であることは、非国民だといわれたという。
いやな歴史ですね。
この本の主人公は保育園の先生です。
原爆投下時は十二歳だったという。
広島などに、朝鮮人が強制連行されたのは、
戦争に駆り出され、国を運営していく力がなかった
ので、それを埋め合わすものだったらしい。
十二歳の子どもが保育園の先生をやっていたのか?
驚きました。
原爆で小さな子どもが失明し、
その子と手をつなぎ原子野を彷徨(さまよ)うあや子先生。
そんな状況下のことも書かれてあります。
あや子先生は、心のやさしい方です。
核兵器反対のための署名をニューヨークに
もっていく役割を果たそうとする方です。
いろんな思いがあや子先生の心に浮かびます。
お兄さんに対しての感情がかかれてあります。下「」引用。
「おにいさん。ごめんなさい。じぶんだけ“いたい、いたい”といいつづけて、わたしは、ほかの人の“いたい”きもちを、ほんとうにわかっていなかった。」
平和運動の署名の紙の重さは二トンだったという。同。
「やめろ、
つくるな、
核兵器。
もう、ゆるさない。
日本じゅうのあちこちから、こうさけぶこえがあつまり、二千万人の人が、このかんがえにさんせいし、サインしました。
サインしたかみは、二トンのおもさになりました。」
現実を元にされているなら、僕の署名もあります。
まともな人間たちなら、核兵器はいらないとやはり
思います。
まして民主主義国家というのなら……。
目次・原爆児童文学
INDEX【ヒロシマ・核兵器】
もくじ[平和のための読書]
小野和子・作/永井紗智子・絵/汐文社1985年
戦争中に難病にかかっているお兄さんが
おられた方を主人公にされています。
ぼくなら、このようなタイトルをつけなかったと
思います。
「かなしみよこんにちは、かなしみよありがとう」
という感じの作品です。
戦争中に病気であることは、非国民だといわれたという。
いやな歴史ですね。
この本の主人公は保育園の先生です。
原爆投下時は十二歳だったという。
広島などに、朝鮮人が強制連行されたのは、
戦争に駆り出され、国を運営していく力がなかった
ので、それを埋め合わすものだったらしい。
十二歳の子どもが保育園の先生をやっていたのか?
驚きました。
原爆で小さな子どもが失明し、
その子と手をつなぎ原子野を彷徨(さまよ)うあや子先生。
そんな状況下のことも書かれてあります。
あや子先生は、心のやさしい方です。
核兵器反対のための署名をニューヨークに
もっていく役割を果たそうとする方です。
いろんな思いがあや子先生の心に浮かびます。
お兄さんに対しての感情がかかれてあります。下「」引用。
「おにいさん。ごめんなさい。じぶんだけ“いたい、いたい”といいつづけて、わたしは、ほかの人の“いたい”きもちを、ほんとうにわかっていなかった。」
平和運動の署名の紙の重さは二トンだったという。同。
「やめろ、
つくるな、
核兵器。
もう、ゆるさない。
日本じゅうのあちこちから、こうさけぶこえがあつまり、二千万人の人が、このかんがえにさんせいし、サインしました。
サインしたかみは、二トンのおもさになりました。」
現実を元にされているなら、僕の署名もあります。
まともな人間たちなら、核兵器はいらないとやはり
思います。
まして民主主義国家というのなら……。
目次・原爆児童文学
INDEX【ヒロシマ・核兵器】
もくじ[平和のための読書]