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原爆児童文学集29 短編集 バオバブのゲンバク

2006年05月08日 | 読書日記など
『原爆児童文学集29 短編集
    バオバブのゲンバク』
      木村功、他(作)/会田恵津子(絵)/汐文社1986年


「たずねびと-昭和の聞き書」伊藤真理子
「秘密」やまだともこ
「約束」山根幸子
「和子の鼻」塚原頌子
「げんばくの木」鮎川美代子
「戦争ってなに」八幡政男
「小さなお墓」阿部雅子
「お墓のまわりで、かくれぼ」新井竹子
「バオバブのゲンバク」木村功
の九作品が収録。



三代にわたって、すいとんデーにしている家庭の
話があります。

本の話ではありまんが。
反戦運動のとき、
すいとんを「おいしい」といって、
叱られた子どもがいました。

貧困な食事をしている子どもたちもいます。
戦争を伝えることも大切ですが、
子どもたちの健康を気づかえるようにも
なっていただきたいものですね。

同窓会の話が出てきます。下「」引用。

「さいきん、女学校の同窓会に参加するため、長崎へかえったという和子から、ハルエはもっとしんこくな被爆者のはなしをきいた。
 爆風で吹きとばされた屋根瓦で、首の骨を折り、右半身不随のMさんのこと。
 クラスで、いちばん美人だと評判だったのに、顔が焼け、いっしょんのうちにおばあさんのようになったTさんのこと。
 右大たい部骨折、ひざが硬直して、正座することのできないSさん。
 手術すればするほど、生きもののようにもりあがる腕のケロイドを、ひかんして、自殺したNさんのこと……。
 目をつむると、女子青年団や女学校時代の友だちの、はつらつとして、未来の夢に生きていた乙女のころの明るい顔が、つぎつぎとうかんできた。」



中絶や、ヒバクシャの先生が、
生徒を刺した事件など、気楽に話題にされて
いるのが、困ったことだなあーと思います。
もっと、きっちりした考えをもって取り上げて
もらいたいものです。

おこりじぞう』のみよちゃんの
誕生日は八月六日だそうです。

原発事故の反応としてありました。同。

「えっ! 死の灰といったら、広島、長崎におとされたゲンバクの、あの灰とおなじじゃない?」

そのとおりですね。
大切なことでもありますね。
大人で誤魔化す方もいますが、
これは本当のことですね。

バオバブの木とは星の王子様の物語に出てきます。
はやいうちに切り取らなければ大変なことになりますね。

いいえ、もうすでになっていますね。




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