秋競馬G1の第1段、スプリンターズステークスの枠順が発表されました。
個人的に注目していたロードカナロアはなんと大外8枠16番。
悲願のG1制覇はこれでかなり厳しくなったのではないか?というのが一般的な見解かと思われます。
以下にJRAの「データ分析」を紹介します。
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枠番 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 |
1枠 | 0-0-1-12 | 0% | 0% | 7.7% |
2枠 | 0-3-1-10 | 0% | 21.4% | 28.6% |
3枠 | 0-0-0-14 | 0% | 0% | 0% |
4枠 | 1-0-0-13 | 7.1% | 7.1% | 7.1% |
1~4枠 | 1-3-2-49 | 1.8% | 7.3% | 10.9% |
5枠 | 2-1-0-11 | 14.3% | 21.4% | 21.4% |
6枠 | 0-1-2-11 | 0% | 7.1% | 21.4% |
7枠 | 4-1-3-5 | 30.8% | 38.5% | 61.5% |
8枠 | 0-1-0-13 | 0% | 7.1% | 7.1% |
5~8枠 | 6-4-5-40 | 10.9% | 18.2% | 27.3% |
これを見ると、全体的に外有利の傾向が見て取れます。しかしお隣の7枠が非常に好成績をあげている一方で、8枠はてんでダメ。2着が1回あったきりと、ほぼ「死に枠」と言っていいほどの状態です(3枠ほどではないですが)。
「スプリンターズの7枠」はけっこう有名で、今年もネタにしている予想家さんがちらほら見受けられます。ここに1番人気濃厚のカレンチャンが入り、人気にさらに拍車がかかるのではないでしょうか。
では、本当に8枠は「死に枠」なんでしょうか。僕の渾身の◎カナロアは諦めたほうがいいのでしょうか。
そこで、上記JRAと同時期(良馬場限定)について、8枠馬の人気・着順を調べてみました。
2011
8-15 15人気 12着
8-16 8人気 8着
2010
8-15 8人気 6着
8-16 15人気 12着
2009
8-15 10人気 7着
8-16 14人気 14着
2008
8-15 2人気 2着
8-16 16人気 16着
2006
8-15 9人気 16着
8-16 6人気 6着
2005
8-15 14人気 6着
8-16 12人気 13着
2003
8-14 14人気 15着
8-15 6人気 8着
人気以上の着順に来た馬は赤字、人気以下は青字にしてみました。
ぱっと見、赤字のほうが多いですね。人気より上に来ることのほうが多い。
もう少し言うと、これまで人気薄しか8枠を引いてこなかったことが分かります。唯一人気したのが2008年のキンシャサノキセキ(2番人気2着)。こちらも人気通りですね。
なので、今回みたいに人気馬が8枠を引いた場合、「8枠だから」という理由で切らないほうが良さそうです。
うん。これで安心できますね。
◎ロードカナロア
○ダッシャーゴーゴー
▲カレンチャン
△パドトロワ
△リトルブリッジ
昨年から500万⇒OP⇒OP⇒G3⇒G3と5連勝し、その勢いのまま宮記念3着と実力を証明した◎ロードカナロア。それまで京都の後傾気味ラップばかりで正直疑ってたりもしましたが、こないだのセントウルS2着でしっかり前傾ラップもこなして見せ、G1級だと確信。
その後の上積みもあるとのことなので、それを信じて、スプリント新時代の到来に賭けます。
○ダッシャーゴーゴーは昨年の本命馬。G1勝てる力はあると思ってますが、どうやら不器用なタイプらしくなかなか力を発揮できていません。風の噂で、外枠の方が走りやすいタイプと聞いたので、今回は印を重めに。上り調子ですしね。
▲カレンチャンはいわずもがな。下げたのは、やはりスプリンターのピークは短いんじゃないかという疑念から。本レースが国内最終となるだろうとのこと。「引退レースの牝馬は来ない」という姐さんの格言も引っかかります。
あとは重賞連勝中の△パドトロワと、香港馬のうち調子の良さそうな△リトルブリッジ。
・・・ここまで書いたんですが、どうやら明日の天気は怪しい感じ。場合によっては重馬場も考えられます。
そうなったら◎マジンプロスパーから内枠で流しましょうかね。