ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




市場橋(いちばばし)。中央区築地4、5丁目。1986(昭和61)年頃

新大橋通りの築地川東支流に架かっていた橋。新大橋通りは関東大震災後、その復興道路整備のひとつとして新たに通された大通りで、市場橋はそれにともなって架けられた。通りの名称は当初は「市場通り」だった。新大橋通りの名称が使われるようになったのは新住居表示に伴って、と聞いたことがある。
Bridge Watching 』によると、「橋梁形式=3-ゲルバー鋼鈑桁、架橋年月=大正14年4月~15年12月、建設機関=復興局、昭和53年埋立」である。「ゲルバー鋼鈑桁」とはなにかと思ったら、隅田川に架かる言問橋が「3径間鋼ゲルバー鈑桁(函型)橋」だから、似たようなものらしい。川が埋立てられた後も10年くらいは、橋は撤去されずにいたらしい。
現在も「市場橋交差点」「市場橋公園」築地市場の「市場橋門」などに橋の名称が残っている。

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