ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




フェリス女学院1号館。神奈川県横浜市中区山手町178。1993(平成5)年5月5日

『日本近代建築総覧』は「フェリス女学院、中区山手町178、建築年=昭和4年、構造=RC3階建、設計=森山伊望(松之助)、施工=宮内建築事務、他に平家建1棟」という記載。
フェリス女学院の歩み>関東大震災の頃』には、「1929年6月13日新校舎の献堂式がおこなわれました。新校舎は地上2階地下1階の鉄筋コンクリート造り、外壁は長野県産の鉄平石で覆われ、荘重な雰囲気を醸し出す建造物でした。博物室、理科その他の特別教室が完備し、……」とある。3階部分は増築ということになるが、2階までできた時点で献堂式をやってしまったということだろう。通りに向いた側は先頭アーチ窓が並んでいる。その内部がカイパー記念講堂なのかもしれない。ゴシック様式の教会を連想させ、ミッション系の学校であることをアピールしたデザインかと思う。
設計者の森山伊望についてはなにも分からない。『かながわの近代建築』(河合正一著、かもめ文庫、神奈川合同出版、昭和58年、630円)には、「設計者は森山伊望で、アメリカ人建築家・ボーリーズの助力もあったといわれる」と記されている。たぶんヴォーリズのことだろう。



フェリス女学院1号館。1993(平成5)年5月5日



建て替えられた1号館。2016(平成28)年12月23日

1号館は2000年に取り壊され、2002年9月に改築されて現在の建物に替わった。通りから見える部分は旧校舎のファサードが復元された。景観は確かに旧のままで、一応は評価していいかと思う。当然かもしれないが、鉄平石の貼り方までは同じではない。

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