ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




鳳明館本館。文京区本郷5-10。1988(昭和63)年10月16日

鳳明館(ほうめいかん)本館は2000(平成12)年に国の登録有形文化財に指定された。そのデータベースでは、「建築年代=明治30年代、昭和初期改造。木造地上2階地下1階建、瓦葺。下宿屋として建設されたが、昭和初期に下宿屋兼旅館に改造し、さらに昭和20年に旅館建築に模様替えした。各室毎に異なったつくりで、部屋の銘木に合わせた部屋名とする。下宿・旅館が多かった本郷地区の歴史的な景観を伝える」という記述だ。
その明治30年代に建てられた元の下宿屋は、『文京の古本屋>読みもの>第十一回:「わが町探訪 第六回『鳳明館本館』では、「47室の下宿屋」としているからかなり大きい建物だったらしい。たぶん、現在の「日」形平面の外形はそのままではないかと思う。建物の西側が菊坂に向いた斜面で、胸突坂から建物を見上げると3階建てに見える。地下1階とは、その3階建部分の地上階のことだろう。
『文京の古本屋』によると、鳳朙館の創業者は小池英夫(1898-1975)という人で、岐阜県輪之内町出身。小池氏が朝陽館本館、真成館、本郷館、朝明館を営業していた同郷の種田四兄弟を頼って上京したのは大正12年。真砂町の朝盛館を買入れ事業を始める。昭和11年にそこを売って鳳明館を購入した。小池氏は建築に興味を持っていて、木場に行っては銘木を買い集めた。戦後の昭和20年に旅館に転業するさい棟梁と相談しながら、銘木に合わせた部屋に改装した。自分の趣味に合った部屋が造れてうれしかったろうと推察するが、ぼくは芸術的センスがないらしく、銘木の価値が分からない。



鳳明館本館。2007(平成19)年2月17日

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