ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 



あそか病院。江東区住吉1-18。左:1986(昭和61)年4月13日、右:1991(平成3)年6月16日

写真の建物(あそか病院南病棟)は1992年頃に解体されて、現在は12階建ての立派なビルに替わった。『総覧』では「あそか会あそか病院(第一期)、建築年=1930(昭和5)年、設計=柴垣鼎太郎(ていたろう)、施工=松井組、表現主義式建築と記載/「同病院40年の歩み」による」である。竣工時は各階の窓の上下に建物を巻く形で横線の張り出しがある。「表現主義式」というのは角の玄関の造形なんかをいうのかも知れないがよく分からない。
『あそか会』によると、あそか病院の開設は昭和5年11月。九条武子の意志を継いだ田中もと女史や大谷紝子(きぬこ)の奔走によるという。西本願寺との関連が深いようだ。



あそか病院・南面。1991(平成3)年6月16日

『総覧』には「あそか会あそか病院(第二期)、建築年=1937(昭和12)年、設計=川元建築事務所、施工=鴻池組」が載っている。あそか会のHPに「新館外来棟完成(昭和12年10月)」として写真が載っている。あそか病院と同番地なので近接して建てられたと思うのだが、昭和38年の航空写真では確認できなかった。

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