ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




左:三共電気工業。中央区築地1-4
1987(昭和62)年10月4日
上:料亭なか川。築地1-10
2001(平成12)年2月2日

三共電気工業は宮川鶏肉店の交差点から亀井橋のほうへ行った数軒先にあった。木造4階建ての建物ということで割と有名な建物だった。建築当時、建築許可をどこで出すのか知らないが木造で4階建てが許可されたとは思えない。無許可で建ててしまったか、法整備がされる前に建ててしまったのだろう。昭和10年頃の地図では「床ヤ」、昭和25年頃では「築地米販売所」である。同じ昭和25年の地図には、左のビル(中村屋)が「中村屋すし」で、右隣の「きくや花店」、右のビルの「長寿庵」がすでに載っている。
今は建て直されたが、なぜか3階建てのビルである。

料亭なか川は電通本社ビル(現・電通テック)の裏手にあった。見たところ、戦後の建築のような気がするが、古い料亭の建物の外壁をモルタル塗に改装したのかもしれない。



築地警察署。築地1-6。1987(昭和62)年10月4日

亀井橋たもとの築地警察署の旧庁舎。写真の建物の以前は、大正15年に建った2階建てのビルで、東京大空襲では被災しなかったので戦後も昭和40年まで使われた。小林多喜二が特高に連行されたのはその建物なのだろう。 『昭和毎日』で、池田信撮影の写真がみられる。写真の庁舎は昭和41年1月15日から使い始めた庁舎。昭和48年に5階を増築している。現在の庁舎は平成5年8月に完成したもの。

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