ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




陶器処加満久良、八万堂。鎌倉市雪ノ下1-8。2001(平成13)年11月4日

若宮大路の鶴岡八幡宮前交差点のすぐ南に、古い店舗で商売をしている店が並んで残っている。骨董の「八万堂」、一軒置いた「陶器処加満久良」と「そば処峯本」の出桁造りの家の3棟だ。それに続く「邦栄堂書店」の洋風看板建築は、2015年4月撮影のストリートビューでは取り壊されて更地になっている。『鎌倉のたから探し>邦栄堂書店さん、ありがとう!(2014.11.26)』によると2014年11月27日に閉店したそうだ。その後まもなく取り壊されたらしい。
八万堂は店のHPによると、大正14年の創業で変わらぬ店構えで営業しているという。つまり関東大震災後すぐに建てた家である。店舗は平屋だが奥の住居は二階建て。


八万堂。雪ノ下1-8。2010(平成22)年11月4日



陽古堂。雪ノ下1-12。2010(平成22)年5月14日

そば処峯本の前の段葛を越えた向かい側にあった骨董店。関東大震災後に建てたものなのか、もしかすると戦後すぐに建てたバラック建築かとも思える。こういう店構えの店が、おうおうにして掘り出し物が見つかるのだ、と覗いてみる人がいそうである。骨董が趣味という人は、モノよりそういう行為自体が好きなのかもしれない。
下の写真右の瓦屋根の家は鈴木表具店。上の写真では更地になっているところに「鳩ポッポ」という喫茶店があったことが分かる。2015年5月撮影のストリートビューでは陽古堂の建物は解体工事中だ。


鳩ポッポ。雪ノ下1-12。2001(平成13)年11月4日

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