龍の声

龍の声は、天の声

北朝鮮交渉

2009-06-23 20:56:46 | 政治
「北朝鮮交渉」

平成十の年末、私は某代議士の命をうけ急遽北京に飛んだ。横田めぐみさんを初めとする拉致被害者の写真を入手し、北朝鮮拉致の確たる証拠を取るためである。我が方の選抜メンバーは、鹿児島県の拉致家族を救う会のH会長、救う会本部のNさん、私の三名であった。そして極秘に面会し交渉した相手は、北朝鮮国家保衛部の大物幹部・金春三なる人物である。我々は、交渉内容によってはピヨンヤンまで乗り込む覚悟でいた。
北京に到着後、直ちに某ホテルにて会合を持ち、夜は北朝鮮のスパイ連中が集まるアジトまで行った。その時の体験から北朝鮮の特権階級の者とは、如何なる人間性か肌で感じたことを報告する。
「金春三なる人物は、年齢三十五才位で痩せ型だが、きわめて横柄な態度である。また、時計や指輪、背広、鞄等々、いずれも高価なものをまとっていた。見るからに北朝鮮のエリートである。目は、瞳に輝きが無く黒く死んでいる。冷たく血が通っていない人間のようだ。目の前で、人が殺されようようが、また人を殺そうが、日常茶飯事のことであり、人を人と思わない蛇のような目である。冷血動物である。私は、この男と会っている間中、頭にカッカと怒りの血がのぼり、目と目を合わせていると無性に腹立たしく、その男を殴りつけたい衝動にかられた。一部の特権階級のこんな奴らに、われらの同胞が連れ去られ、恐怖の中で今なお苦しみながら暮らしていることが、ヒシヒシと感じられる。さらにまた、同じ人間として北朝鮮の国民の為にも、一日も早く金正日独裁体制を崩壊させなければならないと決意を新たにする」



最新の画像もっと見る