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ビジネスコーチング

2006-02-10 03:36:00 | テニス選手・コーチ用

ビジネスコーチング

この言葉、使われるようになってもう大分経ちますね。コーチ(coach)っていう意味はもともと、馬車の人を乗せるところのことを言います。そこにはどこに行く、という意志はなく、乗る人が目的地を決めてそれに従って出発するのです。何かを教えるのがコーチ、っていうと、もともとの意味からするとちょっと違うことになります。

僕はテニスコーチと呼ばれます。一般の健康志向のテニススクールのコーチは、意味的にはインストラクターとなります。テニスのコーチとなると、これは競技者を相手に選手のハイパフォーマンスを引き出し、ピーク(最絶頂期)でどこまでを目指すかという目的を選手とその関係者と共有し、目的を達成するべく適した環境を用意するのが、本当のテニスコーチなのです。

さて、ビジネスコーチングの考えって、もともとどんな人が原点と言われているかご存知でしょうか?いくつかのビジネスコーチングの書籍を読むと、もう30年も前にベストセラーの著書『インナーゲーム』を書いたティモシー・ガルウェイさんです。彼はそう、当時はテニスコーチでその後はコカコーラやAT&T社の人材育成で独自のコーチング理論を持って、企業を成功に導いているのです。

僕がこの『インナーゲーム』に出会った11年前にはまだビジネスコーチングという言葉や、そのコーチングをビジネスにする企業も大変少なかったと思います。当時、レッスンしながら、コーチングのすばらしさを知っていながらも、「教えないって、難しい・・」とずっと思ってきました。いまだに難しいのですが・・。

大企業ではすでにその効果を実証し、市民権を得ているビジネスコーチング。その原点がテニスコートにあったことと、一人者がテニスコーチだったことを誇りに思いながら、コートに立っていたいですね。

 



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