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前原代表と王毅大使の会談

2005年10月11日 00時02分48秒 | 社会・事件・芸能
先日、民主党の前原誠司代表と中国の王毅駐日大使が都内のホテルで会談したとの報道がありました。
靖国参拝、日中関係損なう 王大使が首相批判

 中国の王毅駐日大使は7日、民主党の前原誠司代表と都内のホテルで会談し、冷え込んでいる日中関係について「両国間に懸念がある。小泉純一郎首相の靖国神社参拝問題は日中、日韓の関係を損なっている。日本は賢明な判断をすべきだ」と首相を批判した。
 これに対し前原代表は「戦略的な考え方に立って国益を踏まえた外交をすべきだ」と述べ、小泉首相が日中関係改善に一層努力する必要があるとの考えを示した。
(共同通信) - 10月7日18時49分更新
念の為に申し上げておけば私は民主党も前原代表も支持しておりません。
支持はしていないのですが、この共同通信の報道には大いに疑問を持ちました。

記事を読む限り、前原代表の発言は「戦略的な考え方に立って国益を踏まえた外交をすべきだ」だけです。
しかし「戦略的な考え方に立って国益を踏まえた外交をすべき」等と言う事は国家として当然の事です。
それが何故「小泉首相が日中関係改善に一層努力する必要があるとの考え」になるのか、理解出来ません。

前原代表が「戦略的な考え方に立って国益を踏まえた外交をすべきだ」だけでなく他の発言もしていて、他の発言から「小泉首相が日中関係改善に一層努力する必要があるとの考え」が読み取れるのでしょうか?
だとすれば、この記事は“その根拠となる発言”と言う重要な部分を省略している事になります。
仮に「戦略的な考え方に立って国益を踏まえた外交をすべきだ」との発言が「小泉首相が日中関係改善に一層努力する必要があるとの考えを示した」事になるのであれば、記者や編集者の判断を大きく反映した記事と言えるでしょう。

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