がいらいこばなし

’ど’いなかの診療所外来での

患者さんとのちょっとしたやりとり

ミッション・ポッシブル

2017年04月15日 | 日記

「君も50才じゃないか、もういい年だぜ」
「同級生のおまえに言われたくないけど、な。実際、トム・クルーズより若いんだ、
そんなに親父ぶってる場合じゃないだろ」
「しかしな、現実問題、飛んでる飛行機にしがみついてるのは無理だぜ」
「あのなあ、そんなこと要求されてない!あのスマイルとポジティブ・シンキングだろう」
「まあね」
「不可能なミッションに挑むのも良いが、出来るミッションを楽しむのも大事じゃないか」
「出来るミッション?」
「そう、歯を磨く、ラジオ体操、車の運転(カーチェースしない)、枝豆を味わう、子供とバカ話をする、
布団の上で眠りに落ちる、モンゲーミッションだ」
「そんな他愛もないこと、放っておいても誰でも出来るだろうが」
「ホントけ?」「えっ」


そういう’日常茶飯事’を「ミッションだと思って」やっているかね、エージェント・タコ?


誰にダメ出し?

2017年03月27日 | 日記

「大雨で盆踊り大会、中止になってしまいましたね、残念です」
「そうですね、何人か’やらないんですか?’って聞かれました」ご近所の酒屋さんです
「でもねえ、一人だけ’中止するなら張り紙の一枚でも張ればいいのに全く’って言われてネ」
「はは~ん、例のあの人でしょう?」
「そうなんです(苦笑)」
早朝から町内会、老人会、子ども会有志で相談して、悩ましい天気で難しい
土砂降りで中止しても申し訳ないって、英断した経過を知っている私としては
「ダメ出しする人はなんにでも同じです、子供のラジオ体操にもダメ出しする」

病気になったら言いそう「こんな病気になるなら早めに教えておいてよ、全く」って
これもある意味、その人へのダメ出しなんですけどね(無限ループ)


一意専心

2017年03月15日 | 日記

「やばいですせんせい、毎晩8時過ぎまでやってます、終わりません、眠れません」

「大丈夫か?まず、休んだ方が良いな、重症だ」

「はい、しかし、そうもいかなくて」

「いっぱい仕事を抱えてるのは分かるよ、言っちゃなんだが、オレもハンパないよ

でもね、いま、ここで取り組める仕事は、いつも、一つじゃないのかな?」「はいっ?」

「実際、今ここでやるべきはこの原稿の校正作業だ」「そうです」

「それを集中してやる、それ以外にできることは、じつは、ない」「そうですが」

「浮気・よそ見・白昼夢に妄想、余計なエネルギーを拡散しないでこれだけをやる

すると終わる、次の仕事をやる」

実は、人生は’これ’が全て、他の場所も時間もないし可能性もないんじゃない?


お・も・て・な・し

2017年03月01日 | 日記

「なんだか、オリンピックのメイン会場でもめてるよね」

「確かに、工期遅れは○シアとかイタ○アなんかの、怠慢な(失礼)国のことかと思ってたけど

『勤勉』なはずの日本で問題になるから、とまどってるとコもあるのかなあ」

「だよね、どうしちゃったんだろう?」

「まあ、思いたくないけど、五輪はビッグマネーが動く

おいしい汁を吸いたいという向きがあるのも否めまい」

「確かに、あちこちで国文祭とかあるたびに『経済効果は○○○億円でした』

そっちか!みたいな報告されるからなあ・・」

「おもてなし(表無し)には裏がある、もちろんということで」(韻を踏むシリーズか?)


蜘蛛の糸

2017年02月10日 | 日記

「先生、ヤバイ感じで、かなりまいってます」

「そのようだね、どうしたの?」

「いろいろありまして、しかじか・・」

「それだと、外に原因があるようだけど」

「いえ自分の能力不足もあるんです」

「アドバイスで楽になるとは思わないけど、しかし地獄だね、

自分の業(所作価値判断)で自分を責めて苦しむ、自業苦だ」

「そうなのかもしれません、でも自分じゃどうしようもなくて」

「あるんじゃないかな、業苦を転じて転業苦(天国)に、業苦をひっくり返す業苦楽(極楽)の方法が」

「あのう、韻を踏んで‘楽しんで’ません?」「そこだよ、まさに!」

「はあ?」

「自」がなきゃ責める人も責められる物もない、業苦が落ちる 落=楽  Lack = Luck


抗生剤の罪と罰

2017年01月31日 | 日記

「で、風邪薬と一緒に、抗生剤もだしていただけますか?」

「はあ・・・いいですけど」

「よろしくお願いします」

学生にも教えている教科書的には間違った対応ですが

’大人の’’事なかれ的な’対応として、お許しくださいませ

「原因はウイルスですから効きませんけど」

そういうやりとりを百万回経たうえでの神対応!?なのかな・・

「日本人は世界一抗生剤を飲んでいる」

「尿からでた抗生剤が自然を破壊している」

確かに、ですがなにしろ「こーせー、あーせー」という’こーせー罪’なのです


アンプラグド・ライフ

2017年01月20日 | 日記

「そうか、もう間に合わないんだ」

「そうよ、でもあなたは5年前に大丈夫だって。それに○○さんもこうした方が良いんじゃないかって

そうだねっていってたけど、結局そのままになって」

「すごい記憶力だね、感心するよ」「・・・」

「そんなことも覚えてないの?って非難されたように感じるのは、さすがに卒業したんだ」

「??」

「逆にそんなに沢山の記憶を持ち歩いて、事あるごとに参照していたら大変だね」

「何が言いたいの?」

オレはとっくにコンセントを抜いちまったんだけど、それはいってなかったっけ?見りゃわかるか・・


Dr. HERO

2017年01月14日 | 日記

「ほら、大ヒットした検察物のドラマで、主人公がいきつけのカフェバーでさ、お洒落なんだけど

例えば梅がゆあるっ?なんてきいても“あるよ”っていうマスターが粋で、

包容力があるっていうか」

「知ってるよ、僕も見てたもの。そのセリフ、有名になったしね」

「そういう病院、あったらいいよね、例えばだよ

『なんだか最近イライラして、落ち着く薬あるかしら?』」「あるよ

「いいね、それだよ

じゃあ、僕はこの腹がライザ○プみたく凹む注射あるかな?」

ないよ」「あれっ」


医原性不整脈

2017年01月10日 | 日記

「せんせい、この方いま血圧を測ったら脈が乱れていたので心電図を取りました」「うん」

「心電図では不整は出ていないようなんですけど・・・」

「いま動悸しますか?」「はい」

「えっ、いつからですか」「この病院に近づいてきて、玄関入ってからです」

「・・・ということはつまり」

「ええ、ここに来るといつも緊張して、ドキドキするんです」

「そうか、患者さんの体に悪い医院ってどんだけ~ですよね、すぐに帰りましょう」

確かに、病気を見せつけられるような建物には近づきたくないですよね・・・ふーっ


通信簿オール5

2017年01月05日 | 日記

「こないだの血液検査の結果ですが、えーと、貧血なし、栄養良好

肝臓・腎機能異常なし、コレステロール、血糖、正常、ということで

全く心配ありません、いってみれば、成績優秀、オール5ですね!」

「ああよかった、ありがたいです、子どもの頃にそんな成績ないですもの」

「確かに、じゃなくて、すばらしい。健診だと何かしら引っかかりますからね」

そうやって、大人にも成績表渡したら、健診のモチベーション上がるかも!!


人は虫のターミネーター

2016年12月26日 | 日記

娘に「あのね、良いニュースと悪いニュースがあるんだけど、どっちから聞く?」

「いいニュース!」「えーと、それはやっつけられて、かたづけられました!ふー」

「?じゃあ、悪いニュースは?」

「さっき○匹目のゴキ○リくんを発見しました!」

「ギョベッ!うわっこわい、どうしよう!」

「だから、やっつけたから心配ないってば」

「そっかよかった」

自分はたいがいの害虫呼ばわりされているかれら、例えばゲジゲジくん(=ムカデ)も

逃がしてやるため、リピーター?が後を絶ちません

(ちなみに、ちゃんとティッシュで優しくくるんで窓からキャッチ&リリースします)

・・・が、ゴキちゃんだけは、反射的に潰してしまいます、なんかのカルマかしらん?


注射上手で心をつかむ?

2016年12月20日 | 日記

「おっ、看護婦さん、ぜんぜん痛くなかったよ今の注射、さすがだね」

「そうですか、よかった」

「こないだなんか○○病院でさ、何回も刺されて、しまいには”あなたは血管が細いんですよ”

なんてオレのせいにされてさ」

「そんなことないけどね」確かに細い人はいます、ほぼ言い訳ですけどね

大学病院では研修医が採血から点滴まで全部こなし、自分は上手い方?

だと思っていましたが、本当に点滴が入らなくて、30分かかったことも・・・

今は看護婦任せだから腕は鈍ったしなあ、じゃあ何を自慢できるのかなあ・・


記憶時間半分の法則

2016年12月17日 | 日記

「胃カメラしばらくやってないから、そろそろやりましょうか?」

「いえ2年前にやったばかりだからまだいいでしょう!」

「いやいや4年前ですよやったのは、カルテ見ると」「えっ!まさか」

「いえ、ウソは言いません」「そうでしたっけ!」

「私も4年前に胃の手術をしましてね」

「あのう、カルテによると8年前ですけど」

てなことやってるうちに、気づきました私も、みなさん記憶時間が短縮してます

「そんなに昔だったかしら・・・」という経験は皆さんおありだと思いますが

まず、記憶時間は半分に短縮します、なので80のヒトは40才分の記憶・・・?


演劇集団キャラメル箱

2016年12月10日 | 日記

「なんだか急に糖尿病の数値、あがりましたよ!」「あちゃー」

「食事、気をつけているんですよね?」「もちろんです」

「じゃあ、なぜかなあ?あえてデフォルメして言いますが、夜9時以降の食事はNGです。

あと腹’6’分、まして、腹一杯食べたあとに『デザートどれにしようかしら』ってなしですよ!」

「あらまあ、どうしてそんなにリアルに分かるんですか?」

「・・・・」


持ってる?盛ってる!

2016年12月06日 | 日記

「わしゃ、田んぼもそれなりの財産も、沢山のマゴ達も、得た財産とおもっとる

がじゃ、死んだらあの世にな~んにも持ってけないからの、なんだか淋しくなってな」

「確かに、でも、そもそもみんな本当に自分の物だったんだろうか、と思いませんか」

「はあ」「例えば貯金、通帳には数字が並んでるけど、自分が持ってるんだろうか?」

「無論、オレが稼いだ金じゃ」「ですが’あなた’はそれで、何か増えたんですか?」

「増える?」「家に住み車を使っている、でも、それはあなたの物なんだろうか?」

「あたりまえじゃろ、他の誰にも使えはしない」

「そこをよく調べてみてください」

もともと持っていない物は、失うこともできないんじゃないんですかね、そもそも