がいらいこばなし

’ど’いなかの診療所外来での

患者さんとのちょっとしたやりとり

あの世

2018年01月21日 | 日記

「おばあちゃん、また連れてきました」

「はい、元気そうですね、どうですか?」

「それがねえ、まあ、なんというか、そのお・・・」

「おばあちゃん、朝から、わしゃ今日行くんだべ、そういうきがする、なんていい出して」

これまで何回もそう言われて、うちに来て検査したり、救急搬送したり

何度も繰り返しています。

「ど・こ・に・行くんですか?行くあてでもあるんですか?(看護婦苦笑)」

「いえ、その・・・」

「わからないでしょ、誰もわかりませんから大丈夫ですよ」

 

ぶっちゃけ、お年寄りは「具合悪い」とでも言わないと家族にとりあってもらえないのかなあ

 

 

 


増毛剤が必要?

2018年01月15日 | 日記

「190の110、ずいぶんと血圧高いですね」

「はあ、家では低いんですけど」

「ホントだ、120の70ですか、はかり間違えじゃないですよね」

「ええ、そのまま書いてます」

「ウソ書いたり、下がるまで測ったり、いろんな方がいますからな」

「そんなことないです」

「じゃあ、よっぽど、緊張するんですかね」

「そうなんです」

「でも、もう十年になりますよ、まだ、慣れないんですかね」

「はあ;(さらに緊張)」

オレの存在がいけないんだろうな、「心臓の毛生え薬」でもあればいいのにね

でも「心臓に毛が生えてる」って表現、よーく考えるとふしぎですよね、どんな病気じゃ!


苦多く、クォーク!?

2017年12月05日 | 日記

「日本人のノーベル賞連続受賞、すごくうれしいじゃないか」

「そうだね」

「ところで、クオークってなんですの?」

「勿論一言じゃいえないさ、でも物質の諸元がわかったとして、なにかハッピーなんだろうか」

「はいっ?」

「結局、新しいラベルを貼っただけで、わかったようでわかってなくない?」

「宇宙の成り立ちの究明につながると言ってたぞ」

「今は超ひも理論に12次元が折りたたまれただの言ってるけど、本当に分かったことになるかな」

「で、何が言いたいんだ?」

「そうだな、分からないのの何が問題なんだい」

「それをいっちゃあおしまいじゃね?分からなくていいのか」

「別に」「えっ?」


今日ぼくは、今日のきみとデートしてる

2017年11月03日 | 日記

いま の僕 意外は、アイデア(想念)です

目をつぶって、そこに思い描いている画像は

アイデアです 実際ありません

ヒトは目の前にある風景に、イメージを重ねることができます

「ピンクの象を考えないでね」と言われると

そこにピンクの象の像が「見えます」よね

像は、ゾウは、どこにいるのでしょう?

この、イメージできる能力って、いったい、なんでしょう?

このイメージが 全然立ち上がらなかったら、そこにはなにがあるのでしょう?

 

 

 

 


「メモリが不足しています」

2017年10月12日 | 日記

「ふーいっぱいいっぱいって感じなんだよ、仕事・心配事・病気に進学、
いっぱいありすぎて、朝起きてもすぐにユーウツで」

「パソコンで言うところのメモリー不足だね、1回リセットした方が良いんじゃないか」

「してるけどなあ」

「君が何ギガ搭載マシンか知らないが、ソフトを立ち上げすぎなんだよきっと」

「ソフト?」

「人間関係処理、会計計算、家族サービス、健康維持、外見改善
いろんなソフトを同時に立ち上げてるモンで、処理速度が落ちてるのさ」

「やってないつもりだけど」

「無意識下で常駐ソフトがメモリを食うのはよくある

不要不急なソフトを削除するしかない、僕に言わせれば全部不要だけどね」

「まさか」

「いっぺん試してみたらいい、超伝導見たく何も軌跡を残さない奇蹟をね」


パクリ疑惑?

2017年09月13日 | 日記

「オリンピックロゴのパクリ疑惑が問題になってるけど、どうなんだろうね?」

「じゃあさ、地元の大文字焼き、これは京都の大文字焼きのパクリだろ」

「まあね」

「太鼓を叩いて、神輿を担いで、お囃子を鳴らし、どこからパクリ?何のパクリ?」

「確かに、全てがオリジナルなわけないよな」

「文字、言語、イメージがパクリとしたら、どこに新鮮味があるんだい

『この町はみんなパクリじゃないか』っていう若者にはさ

自分のどこからどこまでオリジナルだって主張できるのかって、聞いてみたい物だ

(原子、分子、蛋白、細胞、遺伝子、染色体、みんなパクリなんですけどね、ふー)

そもそも論だが、パクリは悪い、いけないって、誰が言ったんだっけ?


地球滅亡まであと○○○日

2017年08月03日 | 日記

「この町の子供の数は、一年で100人ずつ減っているそうだ」

「そんなにか!」

「うん、今はお年寄りは増えてるけど、そのうち減りはじめるだろう」

「そうだな」

「いっちゃなんだが、そのうち街は老人ホームと墓場でいっぱいになる」

「まさか」

「でしまいには墓参りしてくれるマゴもいなくなる」

「おまえ、どんだけ陰気なんだ」

「第三次(大惨事)世界大戦があれば火星化、なくても、イスカンダル星化だな」

「なんじゃそれ」

「墓場だけの星さ、宇宙戦艦ヤマトの作者、さすが先を見ていた」

「イスカンダルと言えば人類が夢見ていた放射能除去装置って無理なのかなあ」

あるよ、ていうか元々地球にあるヒマワリと重曹、つまりこれも経験済みなのか!?


オール・ユー・ニード・イズ・・・

2017年07月08日 | 日記

「せんせい、なんだかあたまがぐあいがわるくて、だいじょうぶでしょうか?」


「そうですね、大丈夫と思いますけど、心配なら脳外科にいって検査したら、って前もそういって、検査してるじゃないっ!」

「異常ないって言われました」

「でしょ」

「でも、なんだか具合悪いんです」

「じゃあいつもの安定剤の注射しますか」

「はい」

『この場面はもう何回目?』って思うことありますよね。いわゆるデジャブってやつ

どこを変えたら違うバージョンになるのか、’リセットさん’が出てくるわけもなく

ベストシナリオを追いかけず「常にリセットされている」という この新鮮感に気づけ!


聖おじいさん

2017年06月14日 | 日記

「おかわりないですか?」

「・・・」

「この方、最近、妄想癖がでるようになって」

「もうそうですか?」

「はい、おまえらはまぼろしじゃ、とか、だれもおらん、とか」

「あなたのお名前はなんですか?」

「名付けられる物は、それではないのじゃ」

「・・・」

「ほらね!」

「案外と、本当のことをおっしゃってるのかもしれないですね」

「はいっ?」

「こんな格好で、こんな場所に(失礼)いると、わかりづらいですけど」

「幼子と○ちがいだけが本当のことを言う」、って昔からいいますから!


当分(糖分)できない糖質制限

2017年05月19日 | 日記

「最近血圧下がりましたね、体重も減ってるし、何かしたんですか?」


「あのう、ちょっと食事を見直しまして、タンパク質をとるようにしたりして」

「ははーん、今はやりの糖質制限ってやつですな」

「先生はどう思います?」

「私も、数冊読んでみまして、それなりに説得力があるので、やってみました」

「あらそうでしたか」

「ええ、無理のない範囲でやってみてくださいね、ただしいわゆる主食、つまりお米、麺、パンなんかが
食べられなくなりますからね」

「そうなんですよね」

「私は途中で挫折しました」

「あら、どうして?」

「そりゃあ、近所の中華料理屋でよく頼むのが「ラーメンチャーハンセット」ですから!オフレコ


医者の末路

2017年04月28日 | 日記

「一般には60か65才で定年退職だけど、医者には定年がないらしいな」
「そうだね、医師免許を持っていれば、日野原先生よろしく90才でも現役だ」

「おまえはどうするんだ?」
「ルーシーと同じく、よろず相談所でもやるかな」
「ルーシー?」
「ほら、スヌーピーで’精神分析相談一件5セント”って屋台あっただろ」
「ハイハイ確かに」
「それさ『あのう、うつ病みたいなんだけど』

『そうですか、まあ気にしないことね、ハイ5セントいただきます』みたいな、

タコのよろずやまい相談所500円ってどうだい?」

「いかないね、ゼッタイ」

「じゃあ50円!」「そういう問題じゃない!」


ミッション・ポッシブル

2017年04月15日 | 日記

「君も50才じゃないか、もういい年だぜ」

「同級生のおまえに言われたくないけど、な。実際、トム・クルーズより若いんだ、そんなに親父ぶってる場合じゃないだろ」

「しかしな、現実問題、飛んでる飛行機にしがみついてるのは無理だぜ」

「あのなあ、そんなこと要求されてない!あのスマイルとポジティブ・シンキングだろう」

「まあね」

「不可能なミッションに挑むのも良いが、出来るミッションを楽しむのも大事じゃないか」

「出来るミッション?」

「そう、歯を磨く、ラジオ体操、車の運転(カーチェースしない)、枝豆を味わう、子供とバカ話をする、布団の上で眠りに落ちる、モンゲーミッションだ」

「そんな他愛もないこと、放っておいても誰でも出来るだろうが」

「ホントけ?」

「えっ」


そういう’日常茶飯事’を「ミッションだと思って」やっているかね、エージェント・タコ?


誰にダメ出し?

2017年03月27日 | 日記

「大雨で盆踊り大会、中止になってしまいましたね、残念です」
「そうですね、何人か’やらないんですか?’って聞かれました」ご近所の酒屋さんです
「でもねえ、一人だけ’中止するなら張り紙の一枚でも張ればいいのに全く’って言われてネ」
「はは~ん、例のあの人でしょう?」
「そうなんです(苦笑)」
早朝から町内会、老人会、子ども会有志で相談して、悩ましい天気で難しい
土砂降りで中止しても申し訳ないって、英断した経過を知っている私としては
「ダメ出しする人はなんにでも同じです、子供のラジオ体操にもダメ出しする」

病気になったら言いそう「こんな病気になるなら早めに教えておいてよ、全く」って
これもある意味、その人へのダメ出しなんですけどね(無限ループ)


一意専心

2017年03月15日 | 日記

「やばいですせんせい、毎晩8時過ぎまでやってます、終わりません、眠れません」

「大丈夫か?まず、休んだ方が良いな、重症だ」

「はい、しかし、そうもいかなくて」

「いっぱい仕事を抱えてるのは分かるよ、言っちゃなんだが、オレもハンパないよ

でもね、いま、ここで取り組める仕事は、いつも、一つじゃないのかな?」「はいっ?」

「実際、今ここでやるべきはこの原稿の校正作業だ」「そうです」

「それを集中してやる、それ以外にできることは、じつは、ない」「そうですが」

「浮気・よそ見・白昼夢に妄想、余計なエネルギーを拡散しないでこれだけをやる

すると終わる、次の仕事をやる」

実は、人生は’これ’が全て、他の場所も時間もないし可能性もないんじゃない?


お・も・て・な・し

2017年03月01日 | 日記

「なんだか、オリンピックのメイン会場でもめてるよね」

「確かに、工期遅れは○シアとかイタ○アなんかの、怠慢な(失礼)国のことかと思ってたけど

『勤勉』なはずの日本で問題になるから、とまどってるとコもあるのかなあ」

「だよね、どうしちゃったんだろう?」

「まあ、思いたくないけど、五輪はビッグマネーが動く

おいしい汁を吸いたいという向きがあるのも否めまい」

「確かに、あちこちで国文祭とかあるたびに『経済効果は○○○億円でした』

そっちか!みたいな報告されるからなあ・・」

「おもてなし(表無し)には裏がある、もちろんということで」(韻を踏むシリーズか?)