龍一京の眼

どういうふうに人を見るか。 どう性格を見抜くか。
相手を知るためノウハウを教えます。

顔の覚え方

2008年10月12日 | 観察の仕方
とっさに人の顔が覚えられたらいいとは思わないだろうか。そこで、何か顔を覚えるのにいい方法はないかを考えてみた。

簡単にいえば、顔全体をいっぺんに覚えようとしないことである。

目、鼻、口、眉、顔の輪郭、髭、傷、ホクロ、髪型、眼鏡などなど、顔のパーツあるいは顔周りの何かをひとつでもしっかり覚えればいいのである。

人はどこかに特徴があるもの。たとえば、目立つホクロがどこにあるとか、傷がどこにあるとかを覚えることである。

つまり、初めから欲張って全体を覚えようとすると、逆に何もかもがぼけた感じになり、大きな特徴があっても記憶として頭に残らないのである。

顔の特徴を覚える方法として特別な方法があるわけではない。警察では、このような感じで毎日毎日繰り返す訓練を積む。

覚えたい場所を、まずどこか一点に絞る。自分は相手の目を覚えよう、口元を覚えよう、耳の形、鼻の形を覚えようというように。そうして、一つ一つのパーツをしっかりと記憶に焼き付けるわけである。その訓練を積むと、パーツの一点や特徴のあるポイントを記憶する速度が上がり、ひいては、全体を瞬時に記憶することができるようになる。

毎日歩いているときも、立ち止まっているときも、自然にそのような意識で人の顔を観察するようにしていれば、けっこう身に付くものである。

つづきはまた。