必然的なヒストリー

クソムシが歴史系映像の感想を書いたり、妄想キャスティングしています。このブログは純度の高い自己満足で構築されています。

「軍師官兵衛」 第1話 生き残りの掟

2014-01-05 21:33:24 | 歴史ドラマレビュー

早速、始まりましたね。

今年の大河ドラマ『軍師官兵衛

第一話を見た感じでは・・・。う~む、様子見ですね。
いきなり小田原合戦から始まるこの物語。


「このドラマで描く官兵衛とは、こういう人物である」
という指標みたいなものは示されたと思いますが物語の導入部としては、少し地味な気がしました。

キャストも序盤の敵役である赤松政秀に団時朗さん、というのも微妙な気が。

とはいえ、キャストに関しては2話以降、一気に増えていくと思われますのでここで結論を出すのは保留にしたいと思います。

あと、ストーリー的に母の死を乗り越えたからと言っていきなり万吉少年が天才になるのは無理な気がしました。
もっと成長していく過程を描いてもいいのかなと思いましたが。


え、正直どうなのでしょう!?「白虎隊 ~敗れざる者たち」

2013-01-03 01:17:31 | 歴史ドラマレビュー

新春一発目の記事は毎年恒例のテレビ東京「新春ワイド時代劇」のレビューから始まります。

昨年は色々とありましたが、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

今年は、「八重の桜」か、もしくは福島復興企画なのか分かりませんが、テーマは白虎隊。
主人公は西郷頼母です。

琉河的には前半5時間ぐらいは、それこそダイジェストで済ませても構わないかな、という感想でした。
そして、ようやく禁門の変が始まったと思ったら、怒涛の早送り展開!
戦争シーンは予算の都合でカット!!

・・・正直、ここまでは予想の範囲内でしたが、ぶったまげたのが松平容保の描き方
時勢も読めない上に、喉元過ぎればなんとやら、行き当たりばったりの殿様ぶり。
領民を思うシーンはほとんどなく、最後に爽やかな顔して高笑いで降伏宣言!
どこのハスミンですか!

結局、白虎隊を扱うときは、
 ・
勘違いで集団自決を遂げてしまった少年たち
 ・西郷家の旦那は生き残って妻と娘が無理心中
 ・殿様の愚直ぶりが結果的にアレ
という部分をいかに美談に魅せるかが肝だと思うのですが、さすがに今回は響いてきませんでした。

特に白虎隊には思い入れが無い琉河でさえ、
「え、こんな纏め方でいいのか?」
と思いました。まあ、白虎隊のファンの方には同情します

西郷頼母は何気に照姫や容保より長生きしてますからね。
どうせ西郷を軸にストーリーを展開させるのならば、彼の晩年まで描いても面白かったと思います。


忠臣蔵~その義その愛~

2012-01-04 01:21:43 | 歴史ドラマレビュー

今年の7時間時代劇「忠臣蔵~その義その愛~
ようやく見終わりました。

驚いたのが、いきなり高田馬場の決闘から始まったこと!
村上庄左衛門や六郎左衛門がいきなり退場!

安兵衛が主役なのだから楽しみにしていたのですが…。少し残念。
後、残念なのは土屋主税や脇坂淡路守、垣見五郎兵衛といった主に大物俳優が演じる(特別出演が付く場合が多い)お馴染みの人物が出てこなかったこと。特に新説を取れているわけでもなく、単なる忠臣蔵でしか無かったわけだから入れても良いエピソードだと思ったのですが。

反面、良かったのは柄本明さんの吉良上野介!
赤穂浪士に捕縛された後、いきなり活き活きし始める吉良上野介!
何故かバンザイ?して何かをやり遂げた顔をする吉良上野介!
その達成感はどこから出てくるのか全くもって不思議だ。

内野さんの安兵衛は期待を裏切らないキャラクターでしたが、最後に柄本さんに全部持ってかれた気がしますね~。


「坂の上の雲」を見終わりました

2011-12-28 20:12:04 | 歴史ドラマレビュー

キャストの豪華さは半端なかったです。これほど見応えのあるクレジットは久々に見ました。

で、内容ですが、渡辺謙さんの声が良かった。
渡辺謙さんは今後もドキュメンタリーのナレーションを続けて欲しいと思います。小難しいストーリーによく合う声質だと感じました。
全13回、本当に素晴らしい司馬遼太郎の価値観に基づくドキュメンタリー再現ドラマでした。

「天地人」「江」と続けば(「龍馬伝」は坂本龍馬はちょっとアレな奴だ!という設定だと考えればOK)、歴史好きの方は物語が面白いか、面白くないかに限らず評価せざるを得ない作品なわけです。
というわけで歴史を勉強し直す機会をくれた作品として評価したいです。
でも全体的に退屈でした。戦争シーンは目玉でもあるので、面白いのは当たり前でここは敢えて褒めるところではないでしょう。

分かり易い伏線を貼り、見事な演出で回収するとか、そういう試みも欲しかったですね。題材的に難しいかもしれませんが、実例を挙げると次のシーン。
二〇三高地で児玉が乃木の指揮権に介入するシーン。あの少年時代のエピソードは児玉が乃木邸に訪れ日露戦争への動員を促すシーンに使ってもいいんじゃなかろうか。そうすれば、伏線として残り、指揮権介入シーンも「後付け設定」みたいな描写は避けられたと思う。確かに児玉が乃木を迎えに行くシーンは見応えがりましたが、それは旅順攻略における乃木と児玉の関係があればこそ見応えが出るわけで、何の予備知識を持ってない人が見たら「あ、高橋英樹がドラマに出てる」ぐらいの印象しかないでしょう。

後は、分かり易い「やられ役」。立場的に悪役っぽいキャラもいると面白いでしょう。
例えば、日清戦争、そして日本がロシアと対立する遠因にもなった閔妃の活躍!
こいつが出てこないと面白みに欠けます。
琉河が考えたキャストはこうです。

閔妃・・・キム・テヒ
三浦梧楼・・・高岡蒼佑
高宗・・・岡田准一(友情出演)

どうでしょうか。そして閔妃が暗殺されたときは親露派の人民にあの泣き方(注1)をさせれば完璧です。
ここまでやると「坂の上の雲」が原作じゃなくてもいい気がしますが。
原作と言えば、日本の未来を憂う悲観的観測で終わるところを外したのは正解だったと思います。
欲を言えば「明治以降に活躍した長州人は役立たずばっかり!でも伊藤博文だけはちょっとだけ評価してやる!」という御大の得意な描き方ももう少し払拭してくれると良かったのですが。

通年大河ドラマにはない躍動感、その時代の価値観を感じさせるリアリティを描き切ったのは確かだと思いますので、視聴率を気にせず次にトライしてくださいね。

 

(注1)ひざまついて地面をたたきながら泣く。


7時間ドラマ『戦国疾風伝 二人の軍師 秀吉に天下を獲らせた男たち』

2011-01-03 19:46:44 | 歴史ドラマレビュー

昨年から時間が10時間から7時間に短縮されてしまった「新春ワイド時代劇」。
今年は黒田官兵衛と竹中半兵衛が主役ということで放映前から楽しみにしていました。

大河ドラマならば、まずはキャスティングの安っぽさにまず噛み付くところですが、その安っぽさはある意味この枠での醍醐味でもあるので大して気にはなりませんでした。
神のみぞ思いつく「徳川家康=松平定知」という配役も、家康自体の出番が少なかったため、目障りにはなりませんでした。

というわけで、第一部と第二部の感想を箇条書きで。

第1部「半兵衛、稲葉山城乗っ取り~荒木村重謀反
・信長の灰皿テキーラ事件を抜きには語れないお話でした。光秀と村重はこれが原因で謀反を起こしたのではなかろうか、とも邪推されるインパクトあるシーン!
髑髏杯に注いだ酒を無理矢理、光秀に飲ませた挙句に蹴ったり踏んづけたりする海老ぞ信長様。刀にさした饅頭事件なんて久々に見ました。功名が辻でこのシーンやってかな?
・そしてオープニングのモブ化していた千利休!
格好が格好だけにその他大勢に混じっていても、悲しいかな、目立ってしまう千利休。
特別出演で大物俳優に演じさせるでもなく、物凄く重要なセリフを吐くでもなく、ただそこにいるだけの千利休!なんだかドラマ制作陣の意地を見た思いがしました。

第2部「村重逐電~関ヶ原の戦い
・半兵衛の死を知らされる官兵衛のシーンも良かったのですが、一番面白かったのは、中国大返しを駅伝のダイジェスト版の如く語る高嶋政伸!予算と放映時間を削られたドラマ制作陣の怨念を見た思いがしました。
・そして、ラスト2時間の怒涛の展開。もはや戦国時代の出来事を知っている人ではなければ着いていけない展開に脱帽。もうここまでくるといっそ清々しいです。打ち切りを宣告された漫画の最終回みたいなストーリー。
「とりあえず、消化できるものは消化してしまえ」
という姿勢の挙句、消化不良を起こしてしまったこのドラマ。
いいね~、やっぱり面白い。
砂浜でぶっ倒れる如水で終わる展開もベタで良かったぜ!!

というわけで、来年の新春ワイド時代劇も期待しています。


新春ワイド時代劇「寧々 おんな太閤記」を語る

2009-01-03 18:40:31 | 歴史ドラマレビュー

皆様、あけましておめでとうございます
本年もどうぞよろしくお願いします

挨拶も済みましたところで、早速1月2日に放映された「寧々 おんな太閤記」について感想を。
何でもテレビ東京開局45周年記念だそうで。でも、この枠って、毎年何らかの記念と銘打ってますよね?そんな冠つけなくても良い様な気がしますが・・・。
今回は仲間さんが主演。無難な配役ですね。では、総括の感想から。

≪総括≫
何といっても森光子さんのナレーション。念仏を唱えているようでした。そうそう、「義経」の時の丹波哲郎さんを彷彿とさせる喋り方でした。“棒読み”の域を超えた何か一線を超えてしまったような口調。やはりジャニーズ成分を補給しなかったのかな?
後は、戦国モノをといえば、合戦シーンですが、テレビ東京にそんな財力があると思えないので始めから期待していませんでした。むしろ本能寺の変が説明で済まされなったことが驚きです。でも絵巻とか屏風で済ますぐらいなら、テレビ東京系列お得意のアニメーションで説明すれば良かったのではないか。

≪豊臣家周辺≫
ここまで共感できないダメな秀吉は久々に見ました。これでは豊臣家が滅んでも必然といえる展開でした。秀吉役の亀治郎さん、熱演でした。香川照之さんの秀吉に似ているな、と思ったら血縁関係があるみたいですね。納得です。
あと、気になったのが秀吉の姉役の横山めぐみさん。高貴すぎて秀吉の姉には見えませんでした。しかしながら、さすがは演技達者な横山さん。秀勝、秀次を相次いで亡くした時の秀吉にぶつけた怒りの演技は見応えがありました。逆に田畑さんの役は見栄えから言っても適役だと思いました。
後、金田明夫さんと小沢真珠さんの忍び。存在意義が分かりませんでした。勿体無い配役だと思いました。
池上さんが大蔵卿を演じる姿を見て時代の流れを感じました。

≪織田家周辺≫
村上さんは予想通り安心見ることが出来ました。欲を言えば、もう少し出番を増やして欲しかったところです。明智役の西村さんにも同じことが言えます。
3日天下どころか、3分天下で終わってしまったところが切なかったです。
でも本能寺~山崎の戦いを第一部と第二部を跨いでくれたお陰で一応、2部出演ということになっています。
意外に良かったのが原田泰造さんの前田利家。この前田は良い前田でした。

≪徳川家周辺≫
高橋英樹さんは笑うと悪人に見える、ということが最大の発見でした。


本来ならば一年かけてやった大河ドラマの題材を10時間でやりきる時点で、展開がダイジェストになることは避けられないのですが、それでも去年の間延びした展開よりは見るべきところはありました。早くも来年の題材が気になるところです。


新春ワイド時代劇「徳川風雲録」・・・

2008-01-05 16:59:33 | 歴史ドラマレビュー

今年の新春ワイド時代劇は、はっきり言って駄作だと思いました。
貴重な10時間を返せ!

第一、江島生島事件で視聴者を釣ろうとしたのが間違っている。
そして極めつけはメインイベントの「吉宗VS天一坊」の論戦!
全く迫力がありませんでした・・・。

歴史捏造には失敗し、挙句の果てにメインイベントも不発に終わった「徳川風雲録」
来年は本腰入れてガンバレ!
ちなみに視聴率は悪かったそうです。


明智光秀~神に愛されなかった男~

2007-01-04 15:17:45 | 歴史ドラマレビュー
2時間半で全てを語るには物足りない印象を受けました。
明智光秀を平和主義者で「義の人」と描くには時間が足りなかったような・・・
せめて倍の5時間ぐらいは時間が欲しかったです。

内容についてはそもそも「史実がどうだの」という事は求めていなかったので、どこまでトンデモ歴史劇になるか楽しみにしていましたが、それも中途半端だったような。
細川藤孝が時間の都合上出てこない事は仕方なしとしても、幕府滅亡以降の展開が速過ぎ!
光秀が秀吉に天下を取らせる為に本能寺の変を起こしたという説は新しすぎてぶったまげました。折角面白い説を採ったのに、光秀が秀吉を評価し、暴君・信長を見捨て謀反に奔るまでの経緯が2時間半では描ききれなかったように思えます。
しかも光秀の最期がアレだけとは・・・。主役なのに大層お粗末な最期でした。

唐沢さんも上川さんも柳葉さんも良い演技してましたね。
光秀の妻役の長澤さんも意外や意外、唐沢さんの妻役として(年齢の割に)見事な貫禄がありました。正直、老け役が似合い過ぎていて最初は誰だかわかりませんでした。長澤さんは「沢尻会」の陰謀に負けずにこれからも頑張って欲しいです。(笑)

ストーリーでアレッと思ったのは、ラストシーンが「功名が辻」と被ってしまったところ。偶然だとしても、これは不幸な放送事故でした(笑)
最後に願望ですが、この物語をリメイク版として同じキャストで、その昔「新春大型時代劇」としてトンデモ歴史劇を毎年企画していたTBSにて放送して欲しいです。
それにしても瑠璃色の海って結局なんだったのでしょうか?
あと、最後に「この物語はフィクションです」なんてテロップを入れるのは興醒めするのでやめて欲しい。そんな事、最初から分かっています。



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忠臣蔵~瑤泉院の陰謀?~

2007-01-03 19:02:41 | 歴史ドラマレビュー

さて、今年もやってきましたテレビ東京新春超ワイド時代劇

今年のネタはジェームス三木版忠臣蔵
しかも原作は湯川裕光の「瑤泉院 忠臣蔵の首謀者・浅野阿久利」

公式HPを見る限り、脇坂淡路守や土屋主税、立花左近、男天野屋など、忠臣蔵でお馴染みの人物がいなかったので『定番』の忠臣蔵とはかなり違った形になるのだろうなと思って楽しみにしていました。
配役も主役の稲森さんを支える配役として北大路欣也、ウルトラクイズ江守、津川雅彦、高橋英樹、松坂慶子と大河並のキャストがゲストではなく主要人物を固めている事により一層のお楽しみ感が!

で、実際に見てみると。
ここまで可哀相な吉良上野介は初めて見ました
世の中いろんな「きら」がいるけれど。
ここまで吉良上野介に判官贔屓したくなる忠臣蔵は見たことがありませんて。
浅野内匠頭に逆恨みされて切りつけられた挙句、幕府に見捨てられ最期には死に場所を失った浪人集団のテロにより暗殺されてしまった哀れな老人と言う印象が
吉良の言い分が正論に思えてしまう忠臣蔵は新鮮でした(笑)
江守さんが演じた吉良よりも夜神月が演じたキラの方がよっぽどの大悪人です。
しかも今回の吉良は往生際が良すぎだし。江守さんには漫画版デスノート並の往生際の悪さを期待したのですが・・。討ち入りシーンはちょっと物足りなかったかも。

そして、最大の謎!
瑤泉院の陰謀って、彼女は「陰謀」と呼べるほどの策略を張り巡らせたのか?
喜世を徳川綱豊に輿入れさせたぐらいではないでしょうか。(←この計画もある意味危ない。綱豊が綱吉より先に逝ってしまったら台無し・・・)
まあこれも、瑤泉院の陰謀というよりは柳沢吉保が瑤泉院を利用して策略を張り巡らせたような気がしないでもないですが。
肝心の大石も「瑤泉院の陰謀」により討ち入りを決意したというワケでもなく、最初から吉良打倒を計画していましたし。
と言う事でこのドラマのテーマは
「天下の側用人・柳沢吉保とバカ殿に忠義を尽した家臣・大石内蔵助を手玉に取ったと勘違いしている未亡人」
と言う事で宜しいでしょうか?

ということで細かく感想を。

第一部「刃傷・松の廊下」
高嶋弟さんの内匠頭が意外に良かった!
グッジョブです。日頃は腰の低いホテルマンかローソンの店員という印象が強かったのですが、こういうバカ殿の役も似合うんですね~。
楽しそうにカエルを潰したり、火事になると顔を引きつらせながら騒ぎ立てるシーンが何とも絶妙でした。この人が生き続けていたら、くまぇりみたいにマッチポンプをしていたに違いありません。
そして、何といっても松の廊下のシーン。
あれだけ時間がありながら(松の廊下は一般の通行手段として使用されないので人通りが少ない。なので梶川がすぐに飛んでくる事は有り得ない)、トドメを刺せなかった内匠頭。抜刀してから捕まるまでのシーンが長かったので、なんだか笑えました。しかも迫力が全く無い。多分、史実もこうだったんでしょうね。まるで江守さんと高嶋さんのコントみたいでした
ということで、切腹になるべくしてなった内匠頭。合掌。
あ、高島さんのキャラが強烈すぎて江守さんのキャラが活かしきれていなかった。これは残念。

第二部「激突!吉保VS内蔵助」

腹の探り合いっぽいやり取りをしていただけで、特に両者の対決という展開はありませんでした。瑤泉院が柳沢と大石を焚き付けて両者面談にこぎつけたのは陰謀めいていて良かったです(皮肉だよ!)。結局、この2人が面談してどんな成果が出たのかは不明ですが、高橋さんと北大路さんの演技合戦は見応えがありました。
こりん星人のセリフが「お父さん」の一言だったのにはびっくり。
あ、稲森さんの意味不明な寝所シーンがすぎて江守さんのキャラが活かしきれていなかった。残念。

第三部「吉良邸討ち入り!」
メイン討ち入りが最初の1時間で終了・・・
上野介の愚痴が的を得ていて笑えました。全く持ってその通りです。
もう上野介は踏んだり蹴ったりです。
なのに江守さんの助っ人でカンニング竹山が登場しなかった、残念。
討ち入り後は津川ピヨ彦さんのショータイムでした。赤ちゃん言葉といい、変なリアクションといい、終いには瑤泉院の夢の中で暗殺されかかったりとオイシイ展開のてんこ盛りでした。次点で高橋英樹さんでしょうか。存在感はあったものの柳沢のキャラ付けが最後の最後でぼやけてしまったのは残念。ただの「いいひと」になってしまった・・・。
そしてラスト一時間が「大奥」テイストが混ざっていたのは何故?いらんだろ、ソレ。
ただでさえ、梶芽衣子さんがセリフもないのに稲盛さんの隣に侍っているだけで「大奥」っぽくなっているのに。フジテレビのドラマで使われたBGMが流れるのでないかとヒヤヒヤしながら見ていました。
物語のラストがOPと繋がってしまったことによりこの物語の端は閉じ、この赤穂事件は未来永劫「忠臣蔵」として
浅野=善
吉良=悪
として描かれる事になりました。めでたし、めでたし!
あ、津川さんが目立ちすぎて江守さんのキャラが活かしきれていなかった。残念。

ということで、稲森さんについての感想がイマイチ書けません。
だって、周りの人物が主役を喰っちゃってますからね~。
これが一番残念だったかも。



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何故か見る気が起きない『太閤記』

2006-11-23 23:06:24 | 歴史ドラマレビュー
タイトル通りです。
なんででしょうか?
一時は中村橋之助さんの驚異的な番組宣伝(いろいろな番組に出まくる)で見ようという気になっていたのですが、いざ蓋を開けてみたら一回も観ていない、この事実。

思うに
中村橋之助=秀吉
というのが、受け付けないのかな。
村上弘明さんの信長は似合うと思うのですが。
橋之助さんは若き日の家康が似合う気がします。(「武田信玄」より)
毛利元就も良かったです。でも、この場合は「毛利元就」という人物像が世間的に固まっていなかった為、『いいねぇ』と思ってしまっただけのような。

とりあえず橋之助さんは固い性格の人物か江戸時代の人物が似合う気がします。

とりあえず、次の楽しみは年末年始の特番
①山下智久さんの白虎隊
②唐沢寿明さんの明智光秀
です。これはじっくりと見てみよう。

余談ですが、妄想キャストで個人的に大盛り上がりした大奥の映画版への情熱はすっかり冷めてしまいました・・・。及川ミッチーはイカン。映画も見ることは無さそうです。