2時間半で全てを語るには物足りない印象を受けました。
明智光秀を平和主義者で「義の人」と描くには時間が足りなかったような・・・
せめて倍の5時間ぐらいは時間が欲しかったです。
内容についてはそもそも「史実がどうだの」という事は求めていなかったので、どこまでトンデモ歴史劇になるか楽しみにしていましたが、それも中途半端だったような。
細川藤孝が時間の都合上出てこない事は仕方なしとしても、幕府滅亡以降の展開が速過ぎ!
光秀が秀吉に天下を取らせる為に本能寺の変を起こしたという説は新しすぎてぶったまげました。折角面白い説を採ったのに、光秀が秀吉を評価し、暴君・信長を見捨て謀反に奔るまでの経緯が2時間半では描ききれなかったように思えます。
しかも光秀の最期がアレだけとは・・・。主役なのに大層お粗末な最期でした。
唐沢さんも上川さんも柳葉さんも良い演技してましたね。
光秀の妻役の長澤さんも意外や意外、唐沢さんの妻役として(
年齢の割に)見事な貫禄がありました。正直、老け役が似合い過ぎていて最初は誰だかわかりませんでした。長澤さんは「沢尻会」の陰謀に負けずにこれからも頑張って欲しいです。(笑)
ストーリーでアレッと思ったのは、ラストシーンが「功名が辻」と被ってしまったところ。偶然だとしても、これは不幸な放送事故でした(笑)
最後に願望ですが、この物語をリメイク版として同じキャストで、その昔「新春大型時代劇」としてトンデモ歴史劇を毎年企画していたTBSにて放送して欲しいです。
それにしても
瑠璃色の海って結局なんだったのでしょうか?
あと、
最後に「この物語はフィクションです」なんてテロップを入れるのは興醒めするのでやめて欲しい。そんな事、最初から分かっています。
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