そして時の最果てへ・・・

日々の雑感や趣味の歴史についてつらつらと書き並べるブログ

ブログにおける力関係

2008-05-26 20:45:12 | 雑感
巡回していたブログが閉鎖されていて悲しいです。

理由はズバリ炎上。

叩かれてる書き手の方がアホだったら構わないんですけど、叩いてる方が「死ね」って書き込むアホ丸出しだと・・・。

実生活では圧倒的にやりこめられるであろう側が、大きな顔してやりこめてるのを見るのはなんか、ブログとかネットというシステムの限界を感じてしまいます。

ショーペンハウエル曰く、
「知性の理解力は、外延量ではなくて、内包量である。だから、この点においては、一人の人が平気で一万人に対抗することができるし、幾千人の愚物を集めても、ただ一人の賢者に到底及ばないのである。」

参謀の名采配でもって寡兵が大軍を圧倒した例なんか、枚挙に暇がありません。「アタマがいい人」が尊敬される所以です。

ただ、ネットの世界は上述のとおり「知者が一番強い」ということに必ずしもならない。文字の世界でありながらその匿名性ゆえに、外延量がものを言います。「文字数」がそのまま物理量として攻撃対象を張り倒します。

ヒステリックな人間が20回コメントを書き込めば、「検証」とか「議論」どころではなく、ただの「炎上」になり、知者を追い詰めていくことができる。思考停止のまま、反証性を考慮に入れることなく叩き易きを叩く。たったそれだけで、国際舞台で活躍する専門家を、ズブの素人が議論以前の煽りで、対等以上にやりこめることが可能になります。

こうして知者はブログのデメリットがメリットを超え、ブログを閉鎖。損をするのは良質なブログから情報を得ていた一般の読者。

「ネットはそういうもの」と言ってしまえばそれまでですけど、実際一月前にそんな内容の記事を書きましたけど、あきらめた瞬間ワタシ自信が、紋切り型の・思考停止の・議論困難な・非建設的な・「炎上させる側」の素質有り、ってことになっちゃう、んですかね?

キッツイなぁ。
(´ι _` )

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