そして時の最果てへ・・・

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第1部隊の孤立

2009-10-13 22:12:16 | 歴史
小牧・長久手戦役シリーズ。前回の続きです。

羽柴秀次、堀秀政隊の苦境を聞きつけ、第1部隊の池田恒興、森長可隊が反転。救援に向かいます。

しかし第1部隊が戦場に到着した時、助けられるべき第2部隊は既に逃げ去り、換わりに家康の本隊が高地群を占拠していました。

退路を確保していた羽柴・堀隊へは池田恒興から合流するよう使者が遣わされていたんですが、それを無視して退却してしまいました。家康本隊の出現を目の当たりにしていたからです。

確かに兵力や士気では到底敵わない相手ではあったんですが、後から来る友軍のことを考えれば距離をとって牽制するぐらいのことはするべきであり、合流命令が実現不可能だとしても勝手に退却するのは大いに問題ありです。

羽柴・堀隊が踏み止まらなかったため、徳川勢は仏ヶ根および前山に布陣。この徳川勢の占拠した高地群によって退却路は完全に封鎖されました。有利な地形は敵に先取され、友軍にも見捨てられ、救援隊は最悪の死地に放り込まれていたのです。

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