冬青(そよご)風

常緑樹の森の下に佇み、かたい葉が風にそよいで、ソヨソヨと音をたてる。
ソヨゴの語らいを聞いていただければ幸いです。

「遍路歩記」展アサコムホールで開催中

2010年09月14日 21時39分23秒 | お遍路
 徳島在住の宮本光夫さんが、昨日から朝日新聞社大阪本社のアサコムホールで
 「遍路歩記」展を開催中です。私は午前中当番で会場に勤めさせていただきました。



        「四国八十八カ所を歩くと、毎日のように感動的な物語に出会う。
       特に札所と札所を結ぶへんろ道での物語は、実にあたりまえの
       ことだったり、大したことではないけれど、なぜか透明な気持
       ちになれるのは心地良い。そして、物語の中で迷いながらも、
       こびりついた自分も錆を少しずつ剥がしてくれる気がする。
       四国の人間としては、このすばらしさを多くの人々に伝えたいと
       思う。そして新しい時代の新しい遍路文化を継承するために、
       この「遍路歩記」を作った。
       私はカメラマンではない。だから写真展とは違う。歩きながら
       撮ったカットに、毎日付けた日記に絡めて、絵日記ならぬ写真
       日記として、見ていただきたい。

       そして、ぜひ四国を歩いてください。
       四国で迷子になってみてください。       宮本光夫 」







 四国四県では毎年開催されていたのですが、今回は大阪で待望の開催です。
 今回は新作も多く、1枚1枚の写真に添えられた温かい文章を読むと、写真を通して
 伝わってくる歩きのおへんろさんや、四国の人々の笑顔が心にしみてきます。
 札所と札所を結ぶへんろ道の物語を知っているだけに、また歩きたくなってきます。

 平日のみの開催ですが、時間を見つけて是非お出かけください。
 会場には宮本光夫さんも終日いらっしゃいます。

 ■期間:2010年9月13日(月)~22日(水)
 ■時間:10時~18時(土日祝日休館・最終日の22日は13時まで)
 ■場所:朝日新聞大阪本社1階アサコムホール
 ■住所:大阪市北区中之島3-2-4
 ■電話:06-6201-8034

 【最寄駅】
 ・地下鉄四ツ橋線・肥後橋駅4番出口すぐ
 ・京阪中之島線・渡辺橋駅12番出口すぐ
 ・京阪本線・淀屋橋駅7番出口徒歩約10分

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11 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お遍路写真日記 (anikobe)
2010-09-15 21:25:35
宮本光夫さんの、写真に添えられた細やかな優しさに溢れた語り掛けの、一場面ずつの写真を見ながら、何度も感動の涙が溢れました。

良い展覧会をご紹介くださってありがとうございました。
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Unknown (廣瀬)
2010-09-15 23:10:13
朝日新聞のアサコムホールから歩いて9分ほどの大阪中央公会堂の前の京阪中之島線なにわ橋駅構内に、アートエリアB1があります。アサコムホールでの展示が9月22日までその後、9月24日にアートエリアB1でお遍路さん。歩くについての哲学カフェが催されます。主催者側でない1参加者として実際に歩かれた写真を撮られた方の活発な意見を聞いてみたいと思い投稿ました。開催期間なら中之島で時間潰しをして午後7時からの催しに来てもらいたいと簡単に言えるところなのですが!アートエリアB1で検索出来ますので、御一報ください!仕事帰りの僕の憩いの場所です!京阪電車なら肥後橋からなにわ橋駅まで1分くらいです。駅構内ですので駅員に聞いてもらえればすぐに分かると思います。実際の歩く意味などなど聞いてみたいです。
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anikobeさんへ (竜馬16)
2010-09-16 22:53:44
先日はお忙しいなか時間を割いて会場まで足を運んでいただきありがとうございました。
あっくんの入院騒動もあり、レス遅れましてすみません。
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廣瀬さまへ (竜馬16)
2010-09-16 22:58:40
初めまして。お誘いありがとうございます。
残念ながら25日からウルトラマラソンに出場のために、前泊で移動しなければならないので出席できませんので、あしからずお許しください。
また何かの機会があればよろしくお願いします。
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Unknown (廣瀬)
2010-09-24 22:19:04
来ていただきありがとうございます。坂本龍馬を見ていたり、ワンステップを見たり。僕は何も出来ませんが、中之島をお昼休み。仕事帰りに巡っている僕なら、科学館や居酒屋さんで働く従業員の方のように拘束されないので、長州薩摩を繋いだ龍馬のように繋ぐことが出来る。繋ぎたいとの大きな思いから、アートエリアB1のスタッフや、このインターネットに投稿紹介しました。本当は気恥ずかしさから参加しないでおこうと思っていたのです。見て聞いて話して書く。参加体験型の中之島の雑誌。月刊島民。アサコムホールにもありびっくりでした。この雑誌は毎月発行されるので、早1カ月が来たんやと思うことの出来る最高の雑誌です。今日は上海万博のプロデュースの大阪府立大学の中之島盛り上げ隊長の橋爪先生の講演の時に、中之島は激変するとワクワクさせてくれた馬力のある大阪市立大学の先生で良かったです。紹介者もハラハラドキドキ。参加者多くて僕の望んだ夢の島中之島の舞台が演出されていました。一人一人が役者であり演出家のように思わしてくれた中之島。お遍路も、一人一人が役者であり演出家なんですね。歩く喜び。歩くだけでも繋がれるんだ。楽しめるんだということを、甥っ子や。お遍路に行っている母親に言おうと思っています。本当にありがとうございました。
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Unknown (廣瀬)
2010-09-24 23:02:18
今日は、中之島に関わり、大阪大学にも関わる福澤諭吉が散歩党を作っていたことを、言えませんでした。長身の違和感のある福澤諭吉はどんな風に感じながら歩いていたんですかねえ。慶應義塾大学ほたるまち分室が中之島にあって、チケット買って。大阪市立美術館に行きました。ありとあらゆるものが自分と関わりがあるんやなど。福澤諭吉展に足を運んだおかけで知ることが出来ました。認知症になたないために外出をするなど、歩くことは新発見の連続なんですね。犬にも散歩。人間にも散歩。柔道や相撲のように、心技体。ワークライフバランスが必要であり歩くことがそれを保たせるんだと思います。
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Unknown (廣瀬)
2010-09-25 10:40:08
私は軽度の障害者です。教育テレビのきらっと生きるのような番組や。特命リサーチという番組で歩くことにより、やる気ホルモンが出ることを知ったり。前の会社では味わえなかった徒歩県内で施設から施設。催しから催しへと数分で味わえる地域が大阪にあるんだと、中之島廻りを毎日したり。僕は、小豆島にも参ったことがありますし。冒険家植村直己の出身地の近所でもありますし。日本を徒歩で歩くとは何やとも考えたことがあります。歩くことは、先生の代わりに来て頂いた方が話された魅力や、同じ道を歩かれた方同士が感じる共感に、先生が撮られた思い出を拾い集める写真の中にも魅力があったことを理解出来たり、自分の内からの力を引き出してくれる力を持っているんやなあと感じました。植村直己さんを特集したNHK教育テレビの中で乱氷という言葉にはまって多用しています。Twitterのように、数分で全国や世界に飛び回れる今、現実、現場にしかない自分の中に強く焼き付かれた記憶作りも大切なことやなあと感じました。
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哲学カフェに行ったのは私です。 (寺マニアF)
2010-09-27 23:06:54
廣瀬さん、こんばんは。
このブログのコメントで、9/24なにわ橋駅地下での、森栗教授のカフェに参加させて頂きました。
大学の授業に「歩き遍路」を取入れている先例は知っていますが、旧帝では初めてでした。
教授のスライドや、経験した学生の、色々な話が楽しかったです。
ただし、未経験の一般聴衆に理解頂けたかは疑問です。
宗教心は無くても、一度歩いてみる価値は有ります。「お四国病」に感染しない程度に、、。
URLに示したHPは、竜馬16さんや私が所属するボランティア団体のものです。一度覗いて下さい。

竜馬16さん、 マラソン完走お疲れ様でした。
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寺マニアFさんへ (竜馬16)
2010-09-29 22:22:21
完走3日たちやっと体調も普通人にもどりました。
でも、完走後の脱力感か気力はなかなか復活しません。
5日の役員会までには、体調も万全に戻したいと思っています。

廣瀬さんのコメントの件、Fさんのことでしたのですね。丁寧なお返事ありがとうございます。
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ありがとうございました。 (宮本光夫)
2010-10-04 11:48:13
竜馬さん、展示会では大変お世話になりました。
お礼が遅くなってすみません。
おかげさまで、山下さんや竜馬さんをはじめ、多くの人に支えられて実現できた今回の展覧会。
会場では、四国への熱い思いが伝わってきて、遍路旅のすばらしさを伝えていくことの重要性を改めて思いました。
10年以上にもなると、いろんな嫌な面が見えてここのところテンションが下がってきていましたが、今一度ふんどしを締め直します。ほんとうにありがとうございました。これからもよろしくお願いします。
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