羚英の随想●日記  ryou-ei no zuisounikki

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■花巻へ 其の九 花巻まつり・柿内沢鹿踊 3■

2016-10-13 17:00:36 | 風の吹くまま


演舞直前の様子。



9月10日(土)、岩手県花巻市で開催された花巻まつり・鹿踊りパレードの、最後の演舞が始まります。
そのままの場所で反対側に移動し、2回目とは逆方向を向いて演舞を披露します。





2回目の演舞同様、抜きばちから始まり 『心静かに』 の唄を。


午後4時15分、最後の演舞が始まりました。

最後の演舞構成は…
心静かに→入羽(キッザゴ)→庭廻り(+唄切り/回れや車)→松島狂い(三人狂い)→追い狂い(一人狂い)→鹿の子(向い小山)→寄せ→引羽(今夜ばかりは)→納め

この演舞はその三人狂いの名から 『松島狂い』 と便宜上呼ばれるようです。


また、今回の演舞では、長らく踊られていなかった場面を復活させた場面が2ヶ所あります。
唄切りの“回れや車”と引羽の“今夜ばかりは”で、私も観るのは初めてです。





入羽(キッザゴ)の場面。
私の一番好きな入羽です。






この入羽は横から観たほうが(5月の式年祭の動画)その特徴がよく分ります。
柿内沢鹿踊の踊りは所作のバリエーションがとても豊富に感じます。






バチと太鼓を交互に打ちながらくるくると三度回って。
この場面で、中立の左手・左口輪の踊り手のササラが時々ことのほか美しく弧を描いて流れます。
まだ踊り始めて1年と8ヶ月ほどだそうですが、次期中立として着々と技を磨いていますね。






庭廻りの場面。
手前の中立のササラのしなりが基本だと。






庭廻りの後に続く唄切り。
久しく踊られていなかったもので、若手の踊り手が新たに習い覚えた場面です。
『回れや車や 水車 お先回れ 回り合わせろ 回り合わせろ』

唄のあとに続く踊りの中にもまた、山口派ではない他の行山流にも見当たる所作があり、源流を同じくしているのだなと感慨深くなります。






松島狂い(三人狂い)の場面。
今回の狂い頭は、前回三番手を踊った左口輪の踊り手のようです。






長身の踊り手で、時として若さ溢れるダイナミックな踊りを見せてくれます。






二番手・三番手が走り寄り、三人狂いが始まります。














行山流の特徴を見せる三人狂いの場面。
バチを切り、三人が入れ替わり2対1になり交差する場面はまさに気仙の鹿踊り。






三番手・二番手が引き下がり、狂い頭が追い狂い(一人狂い)を引き出します。
今回三番手の踊り手はベテランの方で、花巻で踊られるというので彼の追い狂いを観られるかと思っていましたが、三人狂いの役だったんですね。






追い狂いの場面。
前回とは違う踊り手です。






ササラで弧を描き。






鹿の子(向い小山)の場面。









緩急が交差する静と動の踊り。






『向い小山の小百合の花は つぼんで開く 今も開いた 今も開いた』






寄せの場面。






引羽(今夜ばかりは)の場面。
これも復活させて若手が新たに習い覚えた場面。
『今夜ばかりは この池に 明日は立つ候 直れおしどり 直れおしどり』










水鳥が歩を進めるような所作は、唄にあるおしどりの動きを彷彿とさせます。






『太鼓の胴をきりりと締めて ササラを揃え これで納めろ これで納めろ』







演舞が終了し、一礼を。






渡り拍子の太鼓を叩いて。
この日の演舞が全て終了しました。




抜けるような蒼い蒼い空のもと、200を超えるシシたちの真っ白な穂波が花巻の街に揺れました。




YouTubeにこの最後の演舞の動画をアップロードしています。
宜しかったらご覧下さいね。



2016.09.10 花巻まつり 行山流山口派柿内沢鹿踊 3



■花巻へ 其の十 祭りのあと■につづく

#鹿踊り、ししおどり
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